術語とまた読むに関するwerdyのブックマーク (2)
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環境問題の本質は、被害者である未来世代の人間が、現在の我々と対話することできない﹁本質的に無力な他者﹂であるところにあります。しかし、﹁先延ばし﹂によって被害を受ける﹁未来の自分﹂は、この﹁無力な他者﹂と同じなのではないでしょうか。今日は、﹁先延ばし﹂を潰すにはどうすればいいかを考えます。 ﹁悪魔﹂の一員だけあって、経済学者の論理は完璧です。︵私自身この論理を三〇年教えてきました。︶実際、一九九七年の地球温暖化防止に関する京都議定書は、この論理を取り入れました。先進諸国に温暖化ガスの排出枠を権利として割り当て、その過不足を売買することを条件付きで許したのです。︵中略︶ では、これで環境問題はすべてめでたく解決するのでしょうか。 答えは﹁否﹂です。わが人類は不幸にも、経済学者の論理が作動し得ない共有地を抱えているのです。 それは﹁未来世代﹂の環境です。 岩井克人﹁未来世代への責任﹂より 今日
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この項目では、方法論としてのブリコラージュについて説明しています。坂本龍一のリミックス盤アルバムについては﹁ブリコラージュ (アルバム)﹂をご覧ください。 ブリコラージュ︵Bricolage︶は、﹁寄せ集めて自分で作る﹂﹁ものを自分で修繕する﹂こと。﹁器用仕事﹂とも訳される[1]。元来はフランス語で、﹁繕う﹂﹁ごまかす﹂を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来する。 ブリコラージュは、理論や設計図に基づいて物を作る﹁設計﹂とは対照的なもので、その場で手に入るものを寄せ集め、それらを部品として何が作れるか試行錯誤しながら、最終的に新しい物を作ることである。 ブリコラージュする職人などの人物を﹁ブリコルール﹂︵bricoleur︶という。ブリコルールは既にある物を寄せ集めて物を作る人であり、創造性と機智が必要とされる。また雑多な物や情報などを集めて組み合わせ、その本来の用途とは
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