陸上男子100メートルの王者として一世を風靡、いまも9秒58の世界記録保持者であるウサイン・ボルト(ジャマイカ)は、自分が将来、100メートルで伝説を作るとは考えていなかった。少年時代、ボルトが熱中したのはクリケットだ。17世紀後半に大英帝国領となったジャマイカでは、クリケットが広く愛好されている。ボルトの夢はクリケットの英雄だった。しかし、家庭環境がそれを許さなかった。裕福ではなかった。ニューズウィーク誌のインタビューに答えて語っている(2009年8月)。 【写真】08年北京五輪決勝で 「うちは金持ちじゃない。それは確かだ。私を学校に行かせるために父は一生懸命働いた。でも欲しいものは何でも与えてくれた。今でも父は働き者だ」 そして「ジャマイカのスポーツ選手の成功は、祖先が奴隷だったことと関係あるか?」と聞かれ答えた。 「ジャマイカのスポーツ選手の大半は、アフリカから連れて来られた奴隷が住
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