妻子は生活困窮 元阪神投手めぐり抗議﹁量刑が軽すぎる﹂ 台湾のプロ野球八百長事件で、賭博罪と詐欺罪に問われ、台北県の板橋地方法院︵裁判所︶で、懲役1年8月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡された元阪神投手の中込伸被告について、台湾の﹁中華プロ野球大連盟﹂が﹁量刑が軽すぎる﹂などと抗議し、これを受けた検察側が先月末に控訴したことが3日分かった。同法院報道官が明らかにした。 報道官によると、二審の審理は10月以降になる見通し。中込被告は、生活に困っている日本の妻子のため早期帰国を希望し、起訴事実すべてを認めたが、当面は帰国できないことになった。 台湾プロ野球で八百長が発覚した事件は5回目だが、今回は最多の計24人が起訴された。監督の関与は初めてだったこともあり、プロ野球大連盟は中込被告に厳罰を求めているとみられる。 先月17日の判決によると、台湾プロ野球リーグの球団﹁兄弟﹂の投手コーチや監