毎年、8月の終わりに読売テレビ・日本テレビ系で放送されている「鳥人間コンテスト」。もはや夏休みの終わりの風物詩だが、この大会は実際には7月の終わりに琵琶湖のほとりで開催されている。 全国的に知名度のある大会ではあるものの、実際に開催されるロケーションは滋賀県。そのため、その大会の実態は競技関係者と地元民にこそ親しまれているが、それ以外の人にとってはあまりなじみ深いものではない。 鳥人間コンテスト2018(読売テレビ) 東京住まいの人間からすれば「毎年毎年開催してるけど、実際のところ現場はどうなってるのさ……?」という謎の大会、鳥人間コンテスト。今回の大会では、運良く知り合いのライターさんに誘われて本番を見に行くことができた。 しかし、大会当日の7月28・29日は謎すぎる経路で日本列島を西進した台風12号が関西に上陸するか否かの瀬戸際。なんせ人間が乗った飛行機が、調子がよければ数十キロも飛ぶ
今年のテーマは「ベスト・ペット」。高専生の自由なアイデアが爆発した。ついに25年目を迎えた、日本のものづくりセンスが溢れた大会をレポート 中学卒業後、すぐに理工学系の実践を中心にした5年間のカリキュラムを行う高等専門学校(通称:高専)。特に制御・情報・ロボットの専門科目をこなしている高専生が、実力を試す場となっているのが高専ロボコンだ。 その成り立ちから、筆者はロボコンを競技色が強い、実装のディテールが主体になるイベントだと思っていたのだが、実際に見てまったく違うものに感じた。 そもそものタイトルが「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」(通称:高専ロボコン)であり、「作りたいロボットを思い付き、作る」という全体が評価されるイベントである。どういうロボットを作ろうか、コンセプトが行き渡らなければ、チームの力は結集されない。作りながら試行錯誤しないと、実際に思い通り動くものは作れ
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