地学に関するwitchstyleのブックマーク (3)
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その中に﹁千葉﹂という日本の地名がつく﹁チバニアン﹂という命名が検討されており、かつ地元の反対でそれが暗礁に乗り上げつつあると報じられています。 ︵https://www.asahi.com/articles/ASM5T56N0M5TUTIL016.html︶ 関連の問題には長年関心があるので、少し掘り下げてお話してみたいと思います。 かつて40数年前、私は中学高校で﹁地学部﹂というものに属し、千葉県の当該地域路頭を巡検してティーンの時期を過ごしました。 そこでの経験、地質調査をしていたら地権者に測量棒を持って追いかけられたりとかも含め、察せられることが多々ある気がします。 地質年代とは何か? 初めにまず、地球上の地質年代とは何かを考えてみましょう。 ジュラシック・パークという映画の名前はよく知られていると思います。これは中生代、恐竜が栄えた時代が﹁ジュラ紀﹂と呼ばれることによる命名で、約
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巨大カルデラ噴火が、世界一の火山大国日本では避けることのできない、しかも差し迫った超巨大災害であることはこれまで何度も述べてきた︵﹁富士山大噴火と阿蘇山大爆発﹂、﹁最悪の場合、日本喪失を招く巨大カルデラ噴火﹂︶。なんとか巨大カルデラ噴火の予測につなげたいと、私たちは日本列島で最も直近の7300年前に巨大カルデラ噴火を起こし、九州南部で進んだ縄文文化を育んでいた縄文人を一掃した﹁鬼界海底カルデラ﹂の探査を続けている。人口が密集する陸上では、マグマの状態を正確に捉えるために必要な、人工地震を使った﹁CT検査﹂ができないからだ。 すでに、カルデラ内に巨大な溶岩ドームが存在すること、そのドームが活動的であることは確認していた︵﹁鬼界海底カルデラに巨大溶岩ドームが存在﹂︶が、果たしてこのドームの存在が、将来の巨大カルデラ噴火につながるものかどうかはよくわからなかった。その最大の理由は、海底にある溶岩
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2016年5月13日 作成 地質情報研究部門 斎藤 眞・宮崎一博 今回の2016年熊本地震に関連して、中央構造線についてさまざまな専門家が見解を述べています。ここで地質学の面から見た中央構造線について整理します。 1.中央構造線とは 中央構造線とは、西南日本 ︵特に関東西部〜四国︶ で、地質が大きく異なる境の断層線のことです。これを境に地質学的には北側の﹁地域﹂を西南日本内帯、南側の﹁地域﹂を西南日本外帯と呼ぶことが普通です。断層は﹁面﹂ですので、その面が地表︵ないしは基盤地形︶に現れると﹁断層線﹂になります。 2.中央構造線と中央構造線活断層系の違い 地層境界断層としての中央構造線︵断層︶は日本列島の長い歴史の中でできた地層の﹁古傷﹂であり、活断層群である中央構造線活断層系︵四国〜紀伊半島西部︶はその一部を使って現在活動している断層のことです︵図1︶。 専門家でもこれを混同している
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