本と買うものに関するwitchstyleのブックマーク (2)
-
2012年03月30日19:00 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 地下資源から地上資源へ - 書評 - 科学と人間の不協和音 編集部より献本御礼。 科学と人間の不協和音 池内了 その時点でニコ生サイエンスの課題図書ということが決まっていたので、それまで書評を控えていたのだが、もっと早く書評しておけばよかったという気持ちも強い。幸いにして私が取り上げるまでもなく読まれているようで、池内ファンとしてはうれしい限りなのだけど。 本書﹁科学と人間の不協和音﹂は、科学そのものに対して科学的な態度をとってきた、科学者として当然のはずが実は希有な科学者である著者による科学(者)批判。 著者の際立った特徴は、科学者という自らの職業をもその批判の対象としてることにある。このことは﹁疑似科学入門﹂のころから一貫しているが、東日本大震災とそれによる福島第一原発の事故により、科学者批判は頂点に達したように
-
2009年09月18日14:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture 日本語!=国語 - 書評 - 国語教科書の中の﹁日本﹂ 筑摩書房松本様より献本いただいたもの。紹介が遅くなってしまった。 国語教科書の中の﹁日本﹂ 石原千秋 これは面白い。あのつまらなかった教科書が、こうも面白く読めるとは。 そしてわかった。なぜあれが﹁日本語﹂ではなく﹁国語﹂と呼ばれているかが。 本書﹁国語教科書の中の﹁日本﹂﹂は、国語教科書の大人読み。教科書そのものではなく、教科書作成者の意図を行間に読むことで、﹁国語﹂とは一体なんなのかを明らかにしていく。 目次 はじめに 第一章 ︿日本﹀という内面の共同体1 ︿日本﹀という枠組から見えるもの ﹁国語力低下問題﹂とは何か/﹁日本語の乱れ問題﹂とは何か/いま国語教科書は何が問題なのか/﹁グローバル化﹂の問題/PISA対策/﹁伝統﹂の問題2 国境を内面化すること
-
1