﹁大地讃頌事件﹂︵だいちさんしょうじけん︶は、﹁大地讃頌﹂がジャズ・バンドのPE'Z︵ペズ︶によって編曲されCDとしてリリースされたことに対し、作曲者の佐藤眞が著作権法上の編曲権および同一性保持権の侵害であるとして差止請求を申し出、バンド側がレコードの出荷停止、以後の演奏の中止を表明したことで、作曲者側も訴えを取り下げた、という事例である[1][2]。 概要[編集] ﹁大地讃頌﹂は、大木惇夫の作詞、佐藤眞の作曲によるカンタータ﹃土の歌﹄の最終曲である。現在入手できる﹃土の歌﹄の楽譜は1983年に初版、2001年に改訂初版として出版されているもので[3]、﹁大地讃頌﹂に関しては、合唱パートについてさしたる変更はない[1]。 ﹁大地讃頌﹂は日本の合唱界で親しまれ、多くの人々に感銘を与えた[1]。同曲をカバーしたジャズ・バンドPE'Zのメンバーらも同様である[1]。メンバーらは中学生の頃に合唱コ