パナソニックが﹁テレビ放送と同時にネットから取得した情報を画面には表示しない﹂という放送業界と家電業界との紳士協定を破ったとして、新型テレビのCM放送を拒否されているそうだ︵参照︶。 一見何気ないニュースだが、これは既得権益を守るためのルールでガチガチに固められてイノベーションが起こりにくくなっている日本としては、非常に画期的なことである。 日本のテレビ放送には、BML(Broadcasting Markup Language)という仕様で文字を送る仕組みがついているが、これをわざわざ HTML にしなかった理由は、放送と通信の間に人為的な垣根をもうけて放送局の既得権益を維持しようという試み以外の何物でもなかった。 今回問題となっている﹁テレビ放送と同時にネットから取得した情報を画面には表示しない﹂という紳士協定も、テレビ放送にネットから取得してきたTweetや広告を重ねて表示されては、付