ライトノベルの読者年齢が上がっているとよく言われる。中心読者は30代である、と。 筆者も何人かの編集者にヒアリングしてみたが﹁昔と比べると中高生読者は減った﹂﹁平均年齢が上がった﹂と現場でも言われているようだ。 それではラノベはもう10代に読まれなくなったのかというと、これが微妙なところだ。 中高生のラノベ受容、知られざる実態 異世界ファンタジーなどのジャンルは基本的に年齢が上にスライドした一方、2011年から19年まで刊行された渡航﹃やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。﹄︵ガガガ文庫。通称﹁俺ガイル﹂︶以降の青春ラブコメものや、2019年から刊行が開始された二丸修一﹃幼なじみが絶対に負けないラブコメ﹄︵電撃文庫︶などの幼なじみもののラブコメは比較的若い読者が付いていると言われている。 もうひとつ、TVアニメ化されて話題になると中高生にも“下りてくる”︵広まる︶ことが多い。 アニメ化以
![大人が知らない間に「若者のライトノベル離れ」が起きていた…!(飯田 一史) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5014945f505c2c07c4fdd00c4230f4e95812399/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F1%2F1200m%2Fimg_a1769576be4ff634b46ae0049ac7f07a26459.jpg)