秋葉原の事件で、犯人が掲示板に友達や彼女がいないことをつらつらと恨みを込めて書いているという報道を目にして、映画﹁タクシードライバー﹂を思い出した。 あの主人公トラヴィスもまずチンピラがうろつく街中でよっぱらいをのせて夜の街を孤独に走るタクシードライバーの仕事をしていた。 そして他人とまともにコミュニケーションを取ることができず、振られると逆恨みをした。 同僚に悩みを相談してもかえってくる答えは全く参考にならない。 さらにギャングに売春をさせられている女の子にこんな生活をやめるように説得しても相手にされず。 こうやって主人公はどんどん世の中とのつながりを失っていき、重大な事件を引き起こす。 他人とのコミュニケーションをとれずに、それが重大な劣等感につながることはある。 犯人も﹁彼女がいない﹂ことが大きなコンプレックスになっていたみたいだ。 自分を愛してくれる相手がいるということは、自分が承
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