研究とファンタジーに関するyamadarのブックマーク (2)
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異世界の言語学です。 ドイツのフンボルト大学ベルリン︵HU Berlin︶で行われた研究によって、ファンタジーやSFの世界で使われている人工言語のどんな要素が、美しさや邪悪さなどの音声的な印象に繋がっているかが調べられました。 調査対象となった人工言語には、有名なフィクション作品で創作された優雅な響きを持つエルフ語や醜く凶悪なオークたちのオーク語、理知的な異星人たちのバルカン語、荒々しい戦闘民族の使うクリンゴン語など12種類が含まれています。 本研究は、ファンタジーやSFの世界が好きな人たちならば、一度は考えたことがある異世界言語の音声学的な魅力を分析したものと言えるでしょう。 研究内容の詳細は﹃Language and Speech﹄にて公開されています。 From Star Trek’s Klingon to Tolkien’s Orkish: Unraveling the audit
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信州大学人文学部の伊藤盡教授︵英米言語文化︶は、広義には﹁英語の先生﹂で、英語史、中世英語、北欧語文献学などを専門にしている。もっと詳しく書くと、﹃指輪物語﹄のエルフ語の研究者︵あるいは、映画﹃ロード・オブ・ザ・リング﹄のエルフ語の吹き替え監修者︶で、市民向けに﹁エルフ語講座﹂を開いてくれたり、﹁エッダ﹂として伝えられる北欧神話、バイキングの活動を含む北欧の人々の伝承が今に伝わる﹁サガ﹂、北欧の古い文字であるルーン文字で書かれた石碑などにとても詳しい不思議な広がりを持った研究をしている先生だ。 前回、伊藤さんが、幼い頃から﹁ここではないどこか﹂に惹かれ、その場所がなぜか北欧であるとまだ幼い頃に直観した話を聞いた。また、意味が分からないただ呪文のような言葉の連なりに惹かれるものがあり、言語と神話をまるまる創造したJ・R・R・トールキンの研究へと進んだ。その言語は﹁エルフ語﹂として知られ、神話
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