最新の評価額が120億ドル(約1兆9000億円)とされたサイバーセキュリティ分野のユニコーン企業Wiz(ウィズ)のCEO、アサフ・ラパポートは、グーグルの親会社のアルファベットから受けた、最大230億ドル(約3兆6300億円)規模の買収提案を拒否し、新規株式公開(IPO)を目指すと7月22日に社員らに宛てた書簡で発表した。 「私は、外部から受けたオファーに感謝しつつも、この会社を独自に築き上げる道を選ぶことにした」とラパポートはウィズのスタッフに述べている。テルアビブで創業し、ニューヨークを拠点とする同社は、10億ドルのARR(年間経常収益)の達成を目指し、その後にIPOを行う計画という。 ウィズは広報担当者を通じてコメントを控えた。 ラパポートは、世界中の約1200人の社員に宛てた書簡の中で、取引から手を引いたのはグーグルではなく、ウィズの独自の決定だと述べている。「このようなオファーを