絶対に笑ってはいけないはずの室内が失笑に包まれた。 ﹁私はパチンコが大好きで、3日に1回通っていました。やみつきになっていましたが、妻は嫌いでした。うちでは金は妻が握っている。パチンコ代をくれるように要求して、妻から現金をもらっていました﹂ これは、閑古鳥が鳴く居酒屋で聞かされたおじさんの愚痴ではない。12月9日、公職選挙法違反の罪に問われている元法相、河井克行被告の刑事裁判で検察官が朗読した、元広島県安芸高田市議︵70︶の供述調書である。︵全2回の1回目/続きを読む︶ ﹁妻に﹃パチンコやりたい﹄とせびっても……﹂ ﹁参院選で家内︵河井案里被告︶を頼むけえ﹂ 元市議は現職だった2019年6月、自宅を訪ねてきた夫の克行被告から広島弁でそう言われ、現金10万円の入った白い封筒を手渡された。﹁これはいけませんよ﹂と言って突き返そうとしたが、﹁まあまあ﹂とあしらわれ、封筒は安倍晋三首相︵当時︶と案
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