当ブログでは、Firefoxの延長サポート版︵ESR︶のメジャーアップデート時期を開発の区切りとみて、Web上で実行可能なベンチマークの測定結果を公開している。今回は、Firefox 60のパフォーマンスをFirefox 52およびChrome66と比較する。 検証を行った具体的なバージョンを挙げると、32bit版Firefox 52.7.4︵ビルドID‥20180427222832︶、64bit版Firefox 60.0 RC2︵ビルドID‥20180503143129︶、それに64bit版Chrome66︵バージョン‥66.0.3359.139︶である。Firefox Quantumのリリースに伴ってマルチプロセス機能︵e10s-multi︶が全面的に有効化され、その前に64bit版への移行も開始された。今回のテストではそれらの点が反映されている。 動作環境についてだが、OSは64