アニメの舞台になった地をファンが訪ねる﹁聖地巡礼﹂。新たな観光資源として注目されているが、﹁巡礼者﹂は放送終了とともに減ってしまいがちだ。そんななか、巡礼者をひきつけてやまない﹁聖地﹂がある。愛され続けるカギは、地元住民とのリアルな交流にあった。 戦車を使った武道﹁戦車道﹂に取り組む女子高校生を描いた﹁ガールズ&パンツァー﹂︵12年10~12月、13年3月放送︶の舞台、茨城県大洗町には、巡礼では飽きたらないファンが引っ越してきて、交流の輪の中心になっている。 周囲から﹁第1号﹂と一目置かれているのが、13年夏に同県取手市から転居した松沢忠幸さん︵54︶。 初めて街を訪れたのは12年11月。﹁お茶を飲んで行きなよ﹂﹁おせんべいあるよ﹂。アニメのロゴの入った服で商店街を歩くと、店主らから次々に話しかけられた。以来、週2回通うように。なじみの店ができると、今度は﹁どんな仕事してるの?﹂と、根掘り
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