絲山秋子さんの最新刊﹃ばかもの﹄は、一組の男女の出会いと別れ、取り返しのつかない喪失とささやかな再生を描いた、恋愛長篇です。刊行を記念して、作者の絲山秋子さんと、作品を連載した文芸誌﹃新潮﹄の矢野優編集長に、作品に込めた思いや連載中のエピソードなどについて語っていただきます。 ︽講師紹介︾ 絲山 秋子︵いとやま あきこ︶ 1966年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。 住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。 2003年﹁イッツ・オンリー・トーク﹂で文学界新人賞、 2004年﹁袋小路の男﹂で川端康成文学賞、 2005年﹃海の仙人﹄で芸術選奨文学科学大臣賞を受賞。 2006年﹁沖で待つ﹂で芥川賞受賞。 他の作品に﹃スモールトーク﹄﹃エスケイプ/アブセント﹄﹁ダーティ・ワーク﹂﹃ラジ&ピース﹄、エッセイ集に﹃絲的メイソウ﹄﹃豚キム