長時間労働などで学業と両立しにくくなる﹁ブラックバイト﹂で働く若者が増えています。直面してしまったら、どうしたらいいのでしょうか。取材した学生らの体験談を例に、専門家に対策を聞くシリーズを始めます。 東京都内の専門学校に通う女性︵19︶は、2月まで2年ほど大手コンビニチェーンでアルバイトをしていた。1日5時間、週2~3日働き、就職活動が本格化する前に辞めた。 恵方巻きやクリスマスケーキといった季節商品を売り出すと、﹁必ず一つは購入を﹂と店の指示があり、自腹で買った。従業員は、バックヤードの棒グラフに競って販売目標を書いた。少ないと﹁向上心が足りない﹂と言われた。 ﹁店全体が﹃頑張ろう﹄と盛り上がり、断れなかった。バイトだからだめだと思われたくなかった﹂ 自爆営業でおでんを1日約100個買った時は、自宅で友達と﹁おでんパーティー﹂をした。費用の一部は友達も負担した。足りないと親に頼み、計数万
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