「四川省で騒乱、僧ら8人死亡」香港紙 15人死亡説も 2008年04月05日23時12分 【香港=奥寺淳】香港各紙は5日、中国の四川省カンゼ・チベット族自治州で3日に起きた騒乱で、僧侶を含む8人が死亡したと報じた。米政府系のラジオ・フリー・アジアは目撃者の情報として、15人が死亡、多数の負傷者が出ていると伝えている。中国の新華社通信は地元の政府関係者1人が重傷を負ったと伝えていたが、市民の被害については報じていなかった。 香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニングポストは、ロンドンに拠点を置く支援団体「フリー・チベット・キャンペーン」の話として、治安当局が僧侶2人を逮捕したことが発端だったと伝えた。他の僧侶たちが3日夜、地元政府庁舎まで抗議デモを始めて数百人規模に膨れ上がり、治安部隊が発砲したという。 また、亡命政府系のラジオ局「チベットの声」は、僧侶2人が逮捕されたのは、ダライ・ラマ14世