列車を待つ間、ALS48のメンバーとやり取りする今野優花さん。少しの空き時間が大切だ=JR仙台駅 ︻久永隆一︼難病﹁筋萎縮性側索硬化症﹂︵ALS︶の患者を親に持つ娘たちが、インターネット上のソーシャルメディアで支え合っている。人気アイドルグループをまね、その名も﹁ALS48﹂。孤立しがちなメンバーは時に親の介護の悩みを語り合う。仲間の存在が明日を生きる力になる。 ソーシャルメディアの一つ﹁ミクシィ﹂にあるALS48のコミュニティー。﹁お互い弱音をはきあって行こうね☆ そして、幸せになろうね﹂。仙台市青葉区の今野優花︵ゆか︶さん︵26︶は最近、あるメンバーを励ました。 今野さんも助けられた。母親︵58︶が約3年前、ALSと診断された。昼は仕事、夜は介護の生活を両立。その状況に共感してくれる同世代の友達は多くはなかった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。