13日投開票された滋賀県知事選で県警は15日、県選挙管理委員会委員で、会社役員の三宅忠義容疑者︵75︶=大津市石山寺3丁目=を公職選挙法違反︵特定公務員の選挙運動禁止︶の疑いで逮捕し、発表した。﹁間違いありません﹂と容疑を認めているという。 公選法は選管委員や裁判官、検察官などが在職中に選挙運動をすることを禁じている。捜査2課によると、三宅容疑者は5日、自民と公明が推薦した元経済産業官僚の小鑓︵こやり︶隆史候補を当選させるため、大津市で開かれる小鑓氏の街頭演説会場へ移動中のマイクロバス内で、市民8人に投票や投票取りまとめの選挙運動を依頼し、選挙運動をした疑いがある。 三宅容疑者は1999年から2期、自民党県議だった。2011年12月から、4人いる県選管委員の1人。 知事選では、嘉田由紀子知事から後継指名を受けた前民主党衆院議員の三日月大造氏が、小鑓氏らを破り、初当選した。