任期満了に伴う八王子市長選挙の開票がきのう行われ、前都議の石森孝志氏が初当選しました。活気が失われつつあると指摘されている八王子市の街の活性化策について石森新市長に聞きました。 現職が引退を表明し、新人同士の三つどもえとなった八王子市長選挙は「攻めの街づくり」を訴えた前都議の石森孝志氏が初めての当選を果たしました。多摩地区で最も多い58万人の人口を抱える八王子市はかつてはデパートが建ち並びにぎわいを見せていましたが、大型商業施設のオープンが相次いだ立川や都心の新宿などに客が流れ、伊勢丹や大丸などが次々と撤退しました。今月末には唯一残っていたそごうも閉店します。八王子市民からは新しい市長に対して「八王子自体が地盤沈下しているような印象。そごうも撤退ですし、いろいろてこ入れを考えてもらえたら」「私は高尾の奥の方だから、交通の便、バスとかの便は良くしてほしい」「京王とJRが離れているし、八王子の
◇駅南口再開発、周辺波及薄く ソフト面の工夫、課題 1月3日、JR八王子駅ビルの「そごう八王子店」。買い物客でにぎわう新春の店内は、「閉店売りつくし」「28年間のご愛顧、ありがとうございました」と書かれた赤いポスターが至る所に掲げられていた。 昨年2月の撤退表明から1年。市内で唯一営業を続けていた百貨店がとうとう今月末、八王子を去る。撤退理由は「周辺地域に客を奪われた」(親会社幹部)ことだった。 戦前から絹織物を扱う商都として栄えた八王子市。だが、駅前再開発を進めた立川市に次第に商圏を奪われ、伊勢丹や大丸、丸井などの大型百貨店の撤退が相次いだ。中心市街地の衰退は歯止めがかからず、97~07年で小売業者の年間販売額は1621億円から1187億円へと3割近く下落。さらに近年は、地検や地裁、小児病院など公的機関の流出も続き、八王子の「地盤沈下」を指摘する声は高まっていた。 こうした流れの中、そご
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