心理と漫画に関するyuki_2021のブックマーク (3)
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7月19日に公開された藤本タツキの漫画﹁ルックバック﹂は傑作だった。CSM以来の藤本ファンとしては、この作家の底知れない引き出しの多さに驚愕したし、予告されているCSM第二部への期待感がいやがうえにも高まった。とはいえ、私は自分がこの作品のほんとうの素晴らしさを理解できているとは思わない。本作は﹁漫画家についての漫画﹂であると同時に、これまでになく藤本の個人史を投影したとおぼしい作品だ。それゆえ、実際に漫画制作に関わった経験のある人ほど、その素晴らしさを深く理解できるであろう。 私は特に物語後半の﹁じゃあ藤野ちゃんはなんで描いてるの?﹂という問いかけに続く無音のシークエンスがことのほか好きで、そこだけ何度も読み返している。藤野のネームを読んだ京本のうれしそうな笑顔、涙ぐむ京本にティッシュを渡す藤野、ただ京本を喜ばせたかった、という想いが画面全体から溢れ出してくる。藤本作品は良く映画的、と言
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﹁ハンターハンターは残り4巻で終わる!その対策は?﹂ ◆ ハンターハンターの恐怖。 あなたは﹁HUNTER×HUNTER︵ハンターハンター︶﹂というマンガをご存じでしょうか? 以前にコラムを書いたこともありますが、週刊少年ジャンプで連載されている… もとい、ほとんど連載されていないマンガです。1年や2年休載することもザラにある作品ですが、時に﹁再開﹂することがあります。 それを心から﹁うれしい!﹂と思う気持ちもありつつ、同時にふと、恐るべき事実に気づいてしまったので、ここに書き記そうと思います。 ◆ 残りの、連載数。 ふと思ったことは、こうです。 ﹁このマンガ、あと何回、連載されるんだろう﹂。 実際、2014年に掲載された少年ジャンプの巻末に、 ﹁ガタが来ていますが、何とか頑張ります﹂ とありました。 これを見て﹁あぁ、頑張るんだ! 良かった!﹂と思う人はいないと思います。 大半の冨樫先
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<補足> というわけで、﹁連合弛緩﹂。 そう考えると、よくマンガなどである﹁不条理ギャグ﹂というのも、ある意味、この症状と紙一重なのかもしれません。 よく文学者や芸術家などで、あとからの研究により統合失調症だったのではないか、と考えられる例などもあり、 時にこのような﹁論理からの飛躍﹂というのは、芸術などの意味では非常に重要な面もあるのかもしれません。 ただこれ、 ﹁芸術性が高い﹂もののなかには、﹁一見難解なもの、意味が分かりにくいものがある﹂というだけで、 ﹁難解で意味不明なもの﹂は、﹁すべて芸術性が高い﹂というわけではありません。 特に人間は、意味不明なものに、あとづけで色々な理由などを考える親切な生き物です。 理解しづらいものを、﹁よく分からないけどなんかスゴそう﹂と盲信するのはやめた方がいいかもしれません。 ちなみに僕は小学生︵確か高学年︶のころ、お絵かきの時間に、﹁ゾウ﹂の絵を描
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