先日飲んでいて﹁自殺未遂は恥ずべきことなのか﹂という話になった。 自殺未遂する心情へ簡単にアクセスできるようになったのは﹃南条あやの保護室﹄からだろう。ネットアイドルとして﹃卒業式まで死にません﹄というセンセーショナルなタイトルで本を出した彼女は本当に死んでしまった。 しかし死後も彼女を崇拝する人は後を絶たない。南条あやは死んだことで単なるメンヘラから、唯一無二の存在になったのだ。 ﹁いいメンヘラは死んだメンヘラだ﹂とまでは言えないが、自殺未遂のプロこと太宰治が﹁恥の多い生涯を送って来ました﹂と述懐しているように﹁自殺未遂は恥ずかしいこと﹂とみなされているフシがある。そして恥ずかしいことだからこそ﹁こんなに自殺未遂してしまう自分﹂として陶酔する道具にもなっている。 だがそこまで自殺未遂は恥ずべきことだろうか。 そう考えると私の生き恥は、今までに作ったウェブサイトである。 Windows9
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