スーパーファミコンの人気RPG、ファイナルファンタジー6︵FF6︶にて、任意のコードを実行できる脆弱性が発見された︵ニコニコ動画で公開されているデモ動画︶。 FF6には、本来キャラクターが装備できないアイテムを武器として装備できてしまうバグがあるのだが、この際に特定のアイテムを装備させて戦闘中に攻撃すると、メモリ内の$000Fおよび$0010部分に格納されているデータをアドレスとして参照し、対応するデータをコードとして実行してしまうという。$000Fは﹁戦闘開始からの経過時間をカウントするカウンターの2バイト目﹂で、$0010は戦闘中いくつかに変化する値が格納されているとのことだが、これだけでは任意のコードを実行できない。しかし、$000Fが0xC7、$0010が0xCEという値になっていた場合、﹁シャドウ﹂というキャラクターの名前データが格納されているメモリ領域のコードが実行されてしまう