あたりまえだけどなかなかできない 33歳からのルール
2009-09-26-3
[BookReview]
献本頂きました。ありがとうございます!
今ちょうど33歳と言えば1976年生まれ、いわゆるナナロク世代ですね。
■小倉広 / あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール
こういう年代がらみの本は、その年代になったらリマインダー的に読んでみるのが良いですね。内容は、33歳からすでに4年すぎている私にもちょうどぴったりでした。﹁33歳から﹂というよりも﹁30代から﹂でも通る内容です。
以下、いくつかピックアップしながらコメント‥
﹁とことんまで会社にしがみつくぜ!﹂という考え方をカッコ悪いと嫌う人もいるけど、カッコいい、悪いの判断基準はそこではないという話。
どんな結論であろうと自分なりに覚悟して自分で人生を﹁選ぶ﹂ヤツはカッコイイ。言い訳して﹁選ばない﹂ヤツ、人生を﹁保留﹂し続けるヤツはカッコ悪い。
(p.65)
自分で結論を出して選んだ道を自身をもって進む。カコイイ!
私がなかなかできないこと三つ‥
︻その1︼朝早く起きる。
30代になったら、夜遊びをやめて朝型に変えよう。そして生まれたての街の風景を楽しもう。
(p.79)
ううう……。
長く定着しないんだよなあ。難しい。
︻その2︼朝、会社のデスクについたらすぐにパソコンを開かずに手帳を開く。
パソコンを開いてしまったら、あっという間に日常の喧噪の渦に巻き込まれる。[...] 君は朝の貴重な時間にしかできない聖なる行為から遠ざかり、二度と戻ってこれなくなる。だから、パソコンを開く前に集中した10分間を取らなければならないのだ。
それは手帳を開くことである。この一週間、そして今日という貴重な一日をどのように過ごすのがベストか? こと細かに詳細な時間割を作るのだ。そして﹁緊急でない重要事項﹂の比率を少しでも上げるべく、そのための時間を確保するのだ。
(p.80)
今日やること、この先やることを確認し、道筋を作る。
︻その3︼毎日湯船に浸かる。
睡眠の質が高まるそうな(p.91)。これは実感あります。シャワーじゃなくてちゃんと湯船につかった夜はぐっすり眠れます。とはいえ、時間が……。
……いや、なんとかします!
チームリーダの心構えの話。
チームを動かすリーダーは、自分一人でやる仕事は常に後回しだ。そうではなく、関連する人への依頼・指示を最優先でまずは動かすこと。曖昧な指示になってしまってしまってもいい。先に声をかけること。これが仕事の基本ルールだ。
(p.49)
エンジニア系の人はやはり自分でやれることをまずはやっちゃいたくなるよなあ。ここは気持ちを切り替えていかなきゃいけないところなんでしょう。
立川談志の言葉﹁落語とは、人の﹃業﹄の肯定である﹂が紹介されていました(p.26)。
自分のダメな部分を肯定することで、﹁俺はダメなんだ﹂思考におちいっちゃわないようにすることが大切ですね。
落語がヒントになりそうです。
過去は変えられないんだから、いっそのこと過去を100%肯定するって話。
ある種マゾヒティックなまでに過去の失敗を思い出す。そして自分を責める。そんなムダな時間をたくさん使ってきた。それだけじゃない。そこで落ち込み、酒を呑んだり、ふて寝したりした。過去を悔やむことで、とんでもない量の時間をムダにしてきたことに気づいたのだ。
(p.22)
悔やむ時間をもっと有意義な時間に使おうという話。
失敗は反省し、気づきを得たら、あとは悔やまない!
ref.
- 新刊JP FEATURING ﹃あたりまえだけどなかなかできない33歳からのルール﹄
http://www.sinkan.jp/special/33rule/index.html