【大人の教養】1ヘクタールは、何平方メートルかわかりますか?
「3ステップ法」のおさらい
さっそくですが、単位換算がスムーズにできる﹁3ステップ法﹂について説明します。
︵例︶﹁0.31km=□cm﹂の□にあてはまる数を求めましょう。
次の3ステップで求められます。
①﹁0.31km=□cm﹂に出てくる単位﹁kmとcm﹂の関係は、﹁1km=100000cm﹂です。
②﹁1km=100000cm﹂に出てくる数﹁1と100000﹂に注目します。1を﹁100000倍する﹂と100000になります︵1km→1×100000=100000→100000cm︶。
③﹁0.31km=□cm﹂の0.31を、同様に﹁100000倍する﹂と、31000となり、□にあてはまる数が31000と求められます︵0.31km→0.31×100000=31000→31000cm︶。
この﹁3ステップ法﹂を使えば、長さ︵cm、mなど︶、重さ︵g、tなど︶、面積︵㎠、haなど︶、体積と容積︵㎤、Lなど︶の単位をかんたんに換算できるようになります。苦手な単位換算を得意にしたい方は、新刊﹃小学生がたった1日でかんぺきに単位の計算ができる本﹄をご覧ください。小学生はもちろん、大人の脳トレとしてもおすすめです。
上記の例で出てくる﹁1km=100000cm﹂などの、単位どうしの関係のおさえ方のコツやポイントも同書で、丁寧に解説しています。
1haは何㎡?
﹁1ha=100a﹂﹁1a=100㎡﹂なので、
1ha=100×100=10000㎡︵1万㎡︶です。
では、これをふまえて、問題を解いてみましょう。
【問題】□に入る数を答えましょう。
71㎡=□ha
3ステップ法で解いていきましょう。
①﹁71㎡=□ha﹂に出てくる単位﹁㎡とha﹂の関係は、﹁10000㎡=1ha﹂です。
②﹁10000㎡=1ha﹂に出てくる数﹁10000と1﹂に注目します。10000を﹁10000で割る﹂と1になります︵10000㎡→10000÷10000=1→1ha︶。
③﹁71㎡=□ha﹂の71を、同様に﹁10000で割る﹂と、0.0071となり、□にあてはまる数が求められます︵71㎡→71÷10000=0.0071→0.0071ha︶。
答えは0.0071ということですね。スムーズに単位換算できたでしょうか。単位換算にもさまざまな方法がありますが、﹁3ステップ法﹂をそのひとつに加えてみるのはいかがでしょうか。苦手な単位換算を、きっと得意にすることができるでしょう。
※本記事は、﹃小学生がたった1日でかんぺきに単位の計算ができる本﹄の著者が書き下ろしたものです。