杜のVR部

第22回

1,000円で手軽に体験できるVRデバイス“ハコスコ”&“Cardboard”

Oculus Riftが無くても手持ちのスマホでVRが体験できる!


 PC使VRVRHMDOculus RiftVR

 Oculus RiftPC

 Oculus RiftVRHMD使VRHMD10Google Cardboard1,000使VR

 Cardboard
Cardboard(左)とハコスコ(右)。レンズの枚数が異なる

手軽なVR体験の実力は?


 2VROculus Rift

 Oculus Rift

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 Google Cardboard

日本発!手軽なVR体験を追求する“ハコスコ”


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 iPhone 5iPhone 66iPhone 6 Plus31,000Android2DXCardboard

 Lead
ハコスコにはさまざまなデザインのものがある。上は筆者が目玉のシールを貼ってみた通常のハコスコ。下段左はダンスユニット“Lead”との、下段右はDMM.comとのコラボモデルだ
スマートフォンを挿して使用する

 App StoreやGoogle Playから対応アプリをダウンロードして楽しむことが可能で、まずはパノラマ動画やジェットコースターなどさまざまな種類のコンテンツを遊ぶことができる公式の「ハコスコ」アプリを試してみることをオススメしたい。本連載でも取り上げた「Hiyoshi Jump」も対応している。もちろん、体験しながら跳ぶとジャンプできる特徴はそのまま。どこでも手軽にジャンプできる。

 対応アプリはハコスコ公式サイトにも掲載されている。

「ハコスコ」アプリ。公式チャンネルではさまざまなVRコンテンツが配信されている
「Hiyoshi Jump」もそのまま体験可能だ

 また、(株)ハコスコが運営しているハコスコストアでは、RICOH THETAなどの360度カメラで撮影した動画の共有が可能で、アップロードされた動画をハコスコで体験することができる。YouTubeでも2015年3月から360度動画のアップロードが始まっているため、対応している動画はハコスコで体験可能だ。

Googleが提供する“Google Cardboard”。アプリは100万ダウンロード越え


 Google CardboardGoogleVRHMDGoogleAndroid

 2

 GoogleCardboard1,000
“Google Cardboard”。これは海外のイベントでGoogleが配布していたもの
側面には磁石が付属する
スマートフォンはこのようにベルクロで固定する

 なお、Cardboardのサイズは5インチのスマートフォン向けのみ。他にも、(株)ハコスコ社のプラスチック製VRHMD“ハコスコDX”や、タオソフトウェア(株)の“タオバイザー”でもCardboardと同程度やそれ以上体験が可能だ(いずれも市販版に磁石は付属しないため、VR体験中の操作は不可)。

プラスチック製のハコスコDX(税別3,000円)。ハコスコの名を冠しているが両眼レンズだ
こちらも日本のタオソフトウェア(株)が開発している“タオバイザー”(税込1,500円)。プラスチック製だが組み立て式。Amazonで販売されているが個数に限りがあるとのこと

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 Titans of SpaceProton PulseINSURGENT: Shatter RealityOculus RiftVRCardboardGoogle PlayCardboardCardboard VR
Cardboard公式アプリ。Google Earthで行きたい場所に飛んで行く「Earth」など
「Titans of Space」もOculus Riftで体験するのと同じ体験が手軽にできてしまう

 今回は、ハコスコとCardboardという2種類のVRデバイスを紹介させていただいた。『興味はあるけど、Oculus Riftはちょっと……』という人も1,000円から楽しめる手軽なVR。ダンボールの箱にスマートフォンを入れてレンズを通して見るだけで、PCやスマートフォン上で見るよりも、圧倒的に没入感の高い体験になる。騙されたと思ってぜひお試しあれ。

(もぐらゲームス:すんくぼ)