2024.07.14
理想の3人家族を「崩壊」させた、「3LDK」タワマンのヤバすぎる住環境
「24時間ずっと一緒」という地獄
2歳年上のIT企業勤務の夫・孝之さんと結婚し、念願の﹁タワマン住み専業主婦﹂という身分を手に入れた佐藤理恵さん︵仮名・36歳︶。5歳の息子の拓也くんと家族3人で不自由なく生活していた。
しかし︻前編︼﹃憧れの﹁タワマン﹂に住み、夫婦関係が﹁完全に壊れた﹂36歳・専業主婦の大誤算﹄でも説明した通り、コロナをきっかけに孝之さんの会社が完全テレワーク勤務に移行。それが佐藤さん夫婦の幸せな暮らしを、少しずつ脅かしていく……。
﹁24時間一緒にいるのは無理!﹂
孝之さんの会社は先進的なITベンチャーだけあって、テレワークへの移行が非常に早かった。2020年の4月に最初の緊急事態宣言が東京に発令されるやいなや、全社員に無期限のテレワークを義務付け、緊急事態宣言が解除されてもテレワーク主体という体制は続いた。 ﹁最初は楽観していましたよ。でも、﹃もう限界!﹄というくらいストレスが溜まるまで、1か月もかかりませんでした﹂![](https://gendai-m.ismcdn.jp/mwimgs/3/1/1280m/img_31870725304dddcd13ab791cffab13a7415026.jpg)
理恵さんは、なぜ1か月という短期間で、こうまで追い込まれたのか。それは理恵さん宅の間取りにも要因があったといえる。
﹁うちは80平米くらいで3LDK。ざっくりいうと、リビングダイニング、夫婦の寝室、子ども部屋というレイアウトです。だから、主人の仕事の場はリビングダイニング。でも、リビングはわたしがくつろぐ場所でもあるわけです。
主人が仕事をしていると、テレビをつけるわけにもいかないし。しかもアイランドキッチンで、食事のしたくにも気を使うんです。主人がオンライン会議をしているときに、炒めものなんてできないですよ。
いちどアサリの酒蒸しをつくるのに、フライパンがジューっと大きな音を立ててしまって、すごく嫌な顔をされました。主人の好物をつくってあげようとしたんですけど﹂