おすすめ本レビュー
-
無限大のドルを求めた果てに逮捕された男の転落記──『1兆円を盗んだ男』
この『1兆円を盗んだ男』は、『マネー・ボール』や『最悪の予感』などで知られるマイケル・ルイスの最新作。今回彼がテーマに選んだ人物は暗…more
-
『絶海 英国船ウェイジャー号の地獄』上半期もっとも興奮したノンフィクション。
1793年にグレートブリテン王国(イギリス)とスペインとの間に「ジェンキンスの耳戦争」という海上の覇権を争う戦争が勃発した。ローバー…more
-
『定年後に読む不滅の名著200選』読書三昧の定年後はステキだぞ!
2024年7月2日本読みは人がどんな本を読んでいるかを気にする。同様に本好きは、自分が読んでいない名著が気になって仕方がない。おそらくHONZの読者も…more
-
温泉旅館のちょっとええ話、満載! 『宿帳が語る昭和100年 温泉で素顔を見せたあの人』
2024年6月27日「宿帳」である。旅館やホテルでの宿泊では記入が義務づけられているとはいえ、最近はネットで予約しがちなので、印刷されたものにサインする…more
-
『シャーロック・ホームズの護身術 バリツ 英国紳士がたしなむ幻の武術』その正体とは?
「明鏡止水 武のKAMIWAZA」というNHKの番組をご存知だろうか。格闘家でもある俳優の岡田准一が司会を務め、武道各流派を率いる一…more
-
『ライチョウ、翔んだ。』このままでは絶滅する…。難題を解決することはできるのか?
2024年6月21日2015年8月、衝撃的な写真が新聞に掲載された。北アルプスのライチョウがニホンザルに捕食されている姿が初めて撮られたのだ。ライチョウ…more
-
『再生』加害者を赦せるか
読み終えたあとも、まだ消化できないものが残っている。こと読書では、これはマイナス評価ではない。たやすく消化できるものばかりが良い本と…more
-
『地球規模の気象学』 地球の巨大な循環システムが天気を決める!
2024年5月28日昨年の夏は猛暑だったが、実は2023年は世界的にも気象観測史上で最も暑かったことがデータから裏付けられている。こうした現象を研究する…more
-
『最強のコミュ力のつくりかた』コミュ力とは人としての魅力なのだ
皆さんはコミュ力に自信がおありだろうか?もしそれほど自信がないのであれば、本書の冒頭に記されている言葉はかなり衝撃的なはずだ。本書は…more
-
芥川賞作家によるADHDをめぐる私ノンフィクション 『あらゆることは今起こる』
2024年5月27日『あらゆることは今起こる』、芥川賞作家・柴崎友香さんの最新作である。いかにも小説っぽいタイトルだが、そうではない。柴崎さんが40代の…more
-
『硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ』今も1万人の遺骨が見つからない。日本政府に遺骨収集への考え方を問う
2024年5月16日太平洋戦争末期、小笠原諸島の硫黄島でアメリカ軍と栗林忠道陸軍中将率いる日本軍の激戦があったことは、クリント・イーストウッド監督の映画…more
-
『首都直下 南海トラフ地震に備えよ』東日本大震災は「まだ終わっていない!」
2024年5月13日2024年の元日に能登半島地震が発生し、多くの犠牲者が出た。現在も復興作業が続けられている最中だが、その後も千葉県・房総半島沖で地震…more
-
ボクシングから駅伝までスポーツ三昧だ!(本の雑誌3月 春宵かくれんぼ号)
2024年5月6日 -
味の素営業マンの密着ルポ『地球行商人』がすごい!(本の雑誌2024年2月 綿入れ雪おろし号)
2024年5月5日外国人が日本を観光したいという大きな目的のひとつが「食」だという。一昔前のようにスシ、テンプラの時代は過ぎ去り、ラーメンや牛丼など、…more