イネ
イネ科イネ属の植物
イネ︵稲︶は、イネ科 イネ属の一年草。学名 Oryza sativa L.︵アジアイネ︶ 。イネにはこのほかに、西アフリカを中心にで栽培されている O. glaberrima ︵アフリカイネ・グラベリマイネ︶があるが、通常イネと言う場合は、 O. sativa を指す。祖先は雲南からインド北西部に自生する O. perennis と推定されている。
イネ | ||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||
Oryza sativa L. | ||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||
イネ(アジアイネ) | ||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||
Rice |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/04/Ine-Oct1.jpg/240px-Ine-Oct1.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/bd/Ine_harvest_japonica_zoomup_OCT2004.jpg/240px-Ine_harvest_japonica_zoomup_OCT2004.jpg)
形態
栽培
栽培には温暖湿潤の気候が適している。
収穫までの間に大量の水を使うが、そのため地力の低下が小さく同じ土地で連続して栽培できる。
栽培する土地を田︵田んぼ︶といい、特に水を張っている田を指して水田ともいう。
水田で育成されたものを水稲、畠︵はたけ︶で育成されたものを陸稲︵おかぼ︶と呼ぶ。近年では陸稲は少なくなっている。
栽培法
生育ステージ
主要病害虫
稲作文化
水田の光景は、日本の伝統的文化の一つといえる。
田植えや稲刈りなどでは、豊作を祈るために儀式・祭りを行った。
宮廷でも天皇は新嘗祭として、収穫された穂をアマテラスオオミカミ(天照大神)に捧げる儀式を行う。
モデル植物研究
イネは生物学や農学において、植物のモデル生物として用いられている。ゲノム研究所 (TIGR) やイネゲノム研究プログラム (RGP) などで、ゲノムプロジェクトが進行している。