ヤクシマシャクナゲ

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[3]: Rhododendron yakushimanum  Rhododendron yakushimanum var. yakushimanum
ヤクシマシャクナゲ

ヤクシマシャクナゲ (5月下旬・宮之浦岳付近・焼野)

分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: ツツジ目 Ericales
: ツツジ科 Ericaceae
: ツツジ属 Rhododendron
亜属 : シャクナゲ亜属
Hymenanthes (Blume) K.Koch
: ヤクシマシャクナゲ
R. yakushimanum
学名
Rhododendron yakushimanum Nakai var. yakushimanum (1921)[1]
和名
ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)
下位分類群

変種

  • オオヤクシマシャクナゲ Rhododendron yakushimanum Nakai var. intermedium (Sugim.) T.Yamaz. (1993)[2]

特徴

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564 (cm) 31510退[4][5]

1600 - 1700 (m) Pseudsasa owatarii7 - 14 (cm) 2 - 3 cm綿0.5 - 1.5 m綿

2 - 3 m[6][7][8]

1000 m -20 -251497 m -70[9]
 
 
 
 
 
蕾。5月下旬。宮之浦岳登山道沿い高倉氏遭難碑附近。 開花するにつれ白色に変化する。5月下旬。投石平。 実。8月下旬。焼野。 実をつける株。8月下旬。焼野。 オオヤクシマシャクナゲ。5月下旬。新高塚小屋附近。

分布

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鹿1000 - 1500 (m) [10](1936 m)(1886 m)(1831 m)[7][10]

沿(1240 m)[7][11]沿(1330 m)[12]

品種

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西[13]55[14]

1934西[14][15]

栽培

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5-10湿2, 3

pH5.0 - 5.523[16][17]

45[17]

下位分類

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  • オオヤクシマシャクナゲ Rhododendron yakushimanum Nakai var. intermedium (Sugim.) T.Yamaz. -やや標高の低い樹林帯に自生し、風衝地に自生する矮小種より樹高・葉とも大型で葉の裏側の毛が少ない。

[18]


宮之浦岳附近の風衝低木林帯の矮小種 標高1500m杉林附近
気孔数 252-370 352-449
毛基数 159-190 200-238

のように杉林附近のオオヤクシマシャクナゲの方がどちらも少ない傾向が見られる[19]

両者を変種関係に扱う意見もあるが[6]、気孔数と毛基数の相関は連続的に変化しているように見え、両者が緊密な関係を保ちながら環境の傾斜に従って移行的に変化しているようにも考えられる[19]

 
 
ヤクシマシャクナゲ。葉は小さく樹高も低い。 オオヤクシマシャクナゲ。葉は大きく薄い。

山岳信仰とシャクナゲ

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48[20][21]退

脚注

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出典

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhododendron yakushimanum Nakai var. yakushimanum ヤクシマシャクナゲ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年6月23日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhododendron yakushimanum Nakai var. intermedium (Sugim.) T.Yamaz. オオヤクシマシャクナゲ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年6月23日閲覧。
  3. ^ 辻井 (2006), p. 162.
  4. ^ 九州森林管理局, 屋久島の植物図鑑
  5. ^ 梶原忠男・梶原悦子 (2015), pp. 24–25, 34
  6. ^ a b 杉本順一, 1961, 新日本樹木総検索誌, pp.552, 六月社, 大阪.
  7. ^ a b c 川原 (2001), p. 67
  8. ^ 屋久島森林環境保全センター (1993), p. 70
  9. ^ 酒井昭 (1974). “屋久島の常緑および落葉広葉樹の耐凍性”. 日本生態学会誌 24 (1): 35-42. doi:10.18960/seitai.24.1_35. https://doi.org/10.18960/seitai.24.1_35. 
  10. ^ a b 辻井 (2006), p. 163.
  11. ^ 屋久島森林環境保全センター (1993), p. 58
  12. ^ 屋久島森林環境保全センター (1993), p. 48
  13. ^ 大井次三郎, 1953, 日本植物誌 pp.1383, 至文堂, 東京.
  14. ^ a b 北村四郎村田源 (1972). “原色日本植物図鑑木本編Iに発表した新名及び新見解”. 植物分類,地理: 33-44. https://doi.org/10.18960/seitai.24.1_35. 
  15. ^ 屋久島系シャクナゲの写真集
  16. ^ 日本産シャクナゲの繁殖法
  17. ^ a b 屋久島総合自然公園「屋久島石楠花の育て方」
  18. ^ 日本シャクナゲの自生地と種類
  19. ^ a b 釘貫ふじ・村田源 (1987). “日本産シャクナゲ類の葉の表皮系に見られる特徴”. 植物分類,地理 38: 349-358. doi:10.18942/bunruichiri.KJ00002992277. https://doi.org/10.18942/bunruichiri.KJ00002992277. 
  20. ^ 太田 (1993), p. 38
  21. ^ 環境省, アクティブ・レンジャー日記[九州地区]

参考文献

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 20155ISBN 978-4-903772-32-5 

 20151ISBN 978-4780415919 

 20018ISBN 978-4931376526 

 1993 

:651993ISBN 978-4861240942 

︿2006225ISBN 4-12-101834-6 

関連項目

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外部リンク

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