「ヨナルデパズトーリ」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
→ヨナルデパズトーリが登場する作品など: アニメ版は特に善であっても、魔物の類は悪魔と呼ばれているため |
m 解消済み仮リンクモンタギュー・サマーズを内部リンクに置き換えます (本次機械人作業已完成37.1%) |
||
(16人の利用者による、間の25版が非表示) | |||
1行目:
'''ヨナルデパズトーリ'''(Youaltepuztli)は、[[メキシコ]]に伝承される伝説の[[神]]または[[悪魔]]とされるもの。
== 概要 ==
[[アステカ]]の伝説中に登場する本来の名称は'''ヨワルテポストリ'''(Yohualtepoztli)であり、[[ナワトル語]]で「夜([[wikt:en:yohualli|yohualli]])の金属([[wikt:en:tepoztli|tepoztli]])」を意味する。
16世紀の[[ベルナルディーノ・デ・サアグン]]によって編纂された『フィレンツェ絵文書』に「ioaltepuztli」の綴りで見えており、[[テスカトリポカ]]が人間を驚かすための変身のひとつで、遠くの山の上で誰かが木を切っているような音がし、それを聞いた人は悪い事の起きる予兆として大いに恐れるという<ref>{{citation|url=https://www.folklore.ee/folklore/vol10/mexico.htm|author=Anna-Britta Hellbom|title=Man-Like Gods and Deified Men in Mexican Cosmolore|journal=Folklore|volume=10|year=1999|pages=7-56}}</ref>。
イギリスの[[アンドルー・ラング]]は『Custom and Myth』(1874)の中で『フィレンツェ絵文書』の当該箇所を紹介している。ヨワルテポストリは「Youaltepuztli」と綴られ、テスカトリポカの出す音の名前とする<ref>{{cite book|author=Andrew Lang|year=1874|chapter=[[s:en:Custom and Myth/The Method of Folklore|The Method of Folklore]]|title=Custom and Myth|location=London|publisher=Longmans, Green, and Co|page=16}}</ref>。
[[モンタギュー・サマーズ]]は[[1928年]]の[[吸血鬼]]に関する研究書『The Vampire: His Kith and Kin』の中で、ヨワルテポストリ(Youaltepuztli)がテスカトリポカの変装のひとつであり、静かな時に遠くの神殿から斧のような音が聞こえる。興味を持った人が近づくと頭のないテスカトリポカに捕まえられ、その胸にあいた扉の向こうに閉じ込められるとしている<ref>{{cite book|url=https://www.sacred-texts.com/goth/vkk/vkk06.htm|author=Montague Summers|title=The Vampire: His Kith and Kin|year=1928|location=New York|publisher=E.P. Dutton & Co|pages=261-262}}</ref>。
日本での名称は、サマーズの綴りの読み誤りに由来すると考えられる。
邪神[[テスカトリポカ]]の化身とも言われる冥界の悪魔。真夜中に悪寒を走らせるような音を立てると伝えられ、この音を聞いた者は病に罹る。また、ヨナルデパズトーリに見つかった者は魂を抜かれてしまう。 ==容姿==
伝承では黒い怪鳥の姿であったり、蛇であったりと一定ではない。妖怪研究家[[水木しげる]]のイラストや各種作品では、 == 登場する日本のフィクション作品 ==
* [[水木しげる]]『[[悪魔くん]]』『[[ゲゲゲの鬼太郎]]』
* 『[[戦姫絶唱シンフォギア]]』
* 『[[聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話]] 外伝』(ヨナルデパズトリのナワルピリ)
* 『[[<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-]]』
『鬼を飼う』
==関連項目==
*[[古杣]] - 日本の伝承で木を切るような怪音、またはそれを起こす妖怪
== 脚注 ==
{{reflist}}
{{myth-stub}}
[[category:民間信仰]]
[[category:アステカ神話の神
|