「ラモン・ヴィナイ」の版間の差分
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10年間にわたって重量級の役ばかり歌ってきたヴィナイだが、1950年代の終りからはテノールの声域発声に困難を生じ始め、再びバリトンに舞い戻る。イタリア物では﹃オテロ﹄のヤーゴ役、[[ジャコモ・プッチーニ|プッチーニ]]﹃トスカ﹄のスカルピア役、ドイツ系では﹃[[ローエングリン]]﹄のテルラムント役などの好録音が残っている。ヤーゴ役︵1962年[[ダラス]]でのライブ︶では、50年代にはオテロ役でのライバルだった[[マリオ・デル=モナコ]]に対してヴィナイがヤーゴを演じるという珍盤もある。発声は更に重さを増し、60年代半ばには[[バス (声域)|バス]]の諸役、例えば[[ジョアッキーノ・アントニオ・ロッシーニ|ロッシーニ]]﹃[[セビリアの理髪師]]﹄のドン・バルトロ役、ヴェルディ﹃[[ドン・カルロ]]﹄の異端審問官役なども演じ、生涯を通じてオペラ歌手の全声域をこなすに至ったが、バスでは結局のところ大きな成功を収めることはできなかった。 [[1969年]]9月には故国[[チリ]]・[[サンティアゴ 1996年1月4日、メキシコのプエブラで死去。85歳。
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