『世に棲む日日』(よにすむひび)は、司馬遼太郎の長編歴史小説。1969年2月から1970年12月まで「週刊朝日」に連載された。
幕末初期の長州藩士の思想家吉田松陰と、門下生で奇兵隊を結成し、馬関戦争や長州征伐において活躍した倒幕の志士高杉晋作を描く。前編の吉田松陰編と後編の高杉晋作編に分かれる。
司馬は『世に棲む日日』を中心とした作品業績により、1972年に第6回吉川英治文学賞を受賞している。
前述の大河ドラマ『花神』の他にも、NHKが『蒼天の夢 松陰と晋作・新世紀への挑戦』のタイトルでドラマ化しており、2000年1月3日に放送された。