体重計
計量器としての体重計
検診、公的な記録の作成などに使用されるものは計量法により都道府県又は計量特定市が実施する2年に1回の定期検査を受検することを要し、またそれらは検定証印又は基準適合証印が付されているものでなければならない。学校や職場の健康診断では業務用の体重計や水平の体重計を使用しているところが多い。銭湯や旅館などの大浴場でも業務用や水平の体重計を使っているところが多い。
家庭用体重計には技術基準に適合して製作されていることを示す家庭用計量器の正マークが表示されているが、検定証印や基準適合証印は付されておらず、定期検査の対象とはならない。そのためしばしば﹁定期検査を受ける必要が無い﹂と喧伝されるが、これは取引や証明に係る行為には使用できないことを意味する。
しかし家庭用計量器においてもデジタル式のものが流通するにつれ、ばね式指示はかり等の機械式はかり︵検定・定期検査を経たもの︶よりも﹁精密﹂であると認識されてしまい、取引や証明、とりわけ証明の分野で使用されていることが多いと思われる。これは厳密にいえば計量法に違反する行為であり、計量行政機関による指導・取締りを要する状況が広がっているのだが、経済産業省周辺には家庭用計量器というカテゴリーそのものを見直す動きもあるといわれている。
国際宇宙ステーションの体重計
主なメーカー
脚注
- ^ YOMIURI ONLINE 2009年5月21日20時閲覧