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俳諧
江戸時代に栄えた日本文学の形式
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俳
諧
︵
は
い
か
い
︶
と
は
、
主
に
江
戸
時
代
に
栄
え
た
日
本
文
学
の
形
式
、
ま
た
、
そ
の
作
品
の
こ
と
。
誹
諧
と
も
表
記
す
る
。
正
し
く
は
俳
諧
の
連
歌
あ
る
い
は
俳
諧
連
歌
と
呼
び
、
正
統
の
連
歌
か
ら
分
岐
し
て
、
遊
戯
性
を
高
め
た
集
団
文
芸
で
あ
り
、
発
句
や
連
句
と
い
っ
た
形
式
の
総
称
で
あ
る
。
目次
1
概要
2
歴史
3
形式
4
脚注
5
関連項目
概要
編集
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"俳諧"
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J-STAGE
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dlib.jp
·
ジャパンサーチ
·
TWL
(
2022年1月
)
松
尾
芭
蕉
の
登
場
に
よ
り
冒
頭
の
発
句
の
独
立
性
が
高
ま
り
、
発
句
の
み
を
鑑
賞
す
る
事
も
多
く
行
わ
れ
る
よ
う
に
な
り
、
明
治
時
代
に
成
立
し
た
俳
句
の
源
流
と
な
る
。
時
に
作
者
個
人
の
創
作
た
る
発
句
を
完
全
に
独
立
さ
せ
た
近
代
文
芸
の
俳
句
と
同
一
視
さ
れ
る
。
専
門
的
に
俳
諧
に
携
わ
る
ひ
と
を
﹁
俳
諧
師
﹂
と
呼
ぶ
。
江
戸
期
で
は
専
業
の
い
わ
ゆ
る
﹁
業
俳
﹂
が
俳
諧
師
と
呼
ば
れ
て
い
た
。
本
業
が
あ
っ
て
趣
味
と
し
て
俳
諧
を
楽
し
む
人
は
﹁
遊
俳
﹂
と
呼
ば
れ
、
遊
俳
は
俳
諧
師
と
は
呼
ば
れ
な
い
。
歴
史
編
集
﹁
俳
諧
﹂
と
は
本
来
、
滑
稽
と
同
意
の
戯
れ
を
さ
す
漢
語
で
あ
っ
た
。
佐
藤
勝
明
に
よ
れ
ば
、
和
歌
は
﹁
(
5
+
7
)
N
+
7
︵
N
は
任
意
の
自
然
数
︶
﹂
と
表
せ
、
N
=
1
が
片
歌
、
N
=
2
が
短
歌
、
N
≧
3
が
長
歌
と
な
る
[
1
]
。
や
が
て
、
5
・
7
を
組
み
合
わ
せ
る
短
歌
が
主
流
に
な
る
と
、
5
7
5
/
77
の
上
句
と
下
句
の
対
応
に
関
心
が
寄
せ
ら
れ
、
上
句
と
下
句
を
2
人
で
分
担
し
て
詠
む
連
歌
が
流
行
す
る
。
初
期
の
連
歌
は
、
対
話
的
で
機
知
的
な
笑
い
を
伴
う
も
の
で
、
﹁
俳
諧
之
連
歌
﹂
と
呼
称
さ
れ
た
[
1
]
。
連
歌
が
流
行
す
る
に
つ
れ
て
、
2
句
だ
け
の
短
連
歌
だ
っ
た
の
が
、
次
第
に
長
句
︵
5
・
7
・
5
︶
と
短
句
︵
7
・
7
︶
を
つ
な
げ
て
一
定
数
を
続
け
る
長
連
歌
へ
と
変
化
す
る
[
1
]
。
そ
の
後
、
幽
玄
・
さ
び
・
ひ
え
を
重
視
す
る
和
歌
的
連
歌
︵
有
心
連
歌
︶
と
連
歌
本
来
の
機
知
的
滑
稽
を
残
す
俳
諧
連
歌
︵
無
心
連
歌
︶
に
二
分
さ
れ
る
[
2
]
。
山
崎
宗
鑑
が
俳
諧
連
歌
集
の
祖
と
な
る
﹃
犬
筑
波
集
︵
俳
諧
之
連
歌
抄
︶
﹄
を
編
纂
し
、
ま
た
、
宗
鑑
と
並
び
俳
諧
の
祖
と
評
さ
れ
る
荒
木
田
守
武
が
﹃
俳
諧
独
吟
百
韻
﹄
等
の
俳
諧
集
を
編
ん
だ
頃
か
ら
、
俳
諧
連
歌
へ
の
関
心
が
高
ま
っ
た
。
江
戸
時
代
に
な
る
と
、
識
字
率
の
向
上
や
学
習
意
欲
の
高
ま
り
に
伴
っ
て
、
庶
民
が
文
化
の
担
い
手
と
な
り
、
俳
諧
連
歌
は
人
気
を
博
す
[
1
]
。
松
永
貞
徳
の
貞
門
派
や
西
山
宗
因
の
談
林
派
、
俳
諧
の
新
た
な
表
現
を
模
索
す
る
天
和
調
と
い
っ
た
流
行
が
生
じ
た
後
、
松
尾
芭
蕉
の
蕉
風
と
呼
ば
れ
る
作
風
が
生
ま
れ
た
[
1
]
。
和
歌
や
連
歌
が
日
常
的
な
世
界
︵
俗
︶
で
は
な
く
、
貴
族
的
・
古
典
的
な
世
界
︵
雅
︶
の
文
芸
と
し
て
大
成
し
た
の
に
対
し
て
、
芭
蕉
は
俗
な
世
界
を
扱
い
な
が
ら
和
歌
や
連
歌
に
匹
敵
す
る
作
品
を
示
そ
う
と
試
み
た
の
で
あ
る
[
1
]
。
芭
蕉
没
後
、
俳
壇
は
宝
井
其
角
、
水
間
沾
徳
ら
の
都
市
型
俳
諧
と
、
各
務
支
考
、
志
太
野
坡
ら
の
地
方
農
村
型
俳
諧
に
分
化
す
る
一
方
、
雑
俳
の
流
行
が
顕
著
に
見
ら
れ
る
[
2
]
。
洒
落
風
・
化
鳥
風
・
蕉
風
再
興
と
い
っ
た
動
き
の
中
で
、
与
謝
蕪
村
、
小
林
一
茶
と
い
っ
た
俳
諧
師
が
活
躍
し
た
[
2
]
。
だ
が
、
俳
諧
を
嗜
む
人
口
が
増
え
る
に
つ
れ
て
、
俳
諧
は
徐
々
に
趣
味
化
し
て
い
き
、
表
現
や
内
容
が
平
淡
に
な
っ
て
い
く
[
2
]
。
明
治
時
代
に
な
る
と
、
正
岡
子
規
に
よ
っ
て
、
俳
諧
は
月
並
俳
諧
と
し
て
批
判
の
対
象
と
な
り
﹁
発
句
は
文
学
な
り
。
連
俳
は
文
学
に
非
ず
﹂
と
断
じ
ら
れ
た
[
2
]
。
こ
れ
以
降
、
俳
諧
の
発
句
が
俳
句
と
称
さ
れ
、
伝
統
的
な
俳
諧
は
連
句
と
呼
ば
れ
る
よ
う
に
な
っ
た
[
2
]
。
形
式
編
集
俳
諧
を
文
芸
ジ
ャ
ン
ル
と
し
て
用
い
る
場
合
、
発
句
や
連
句
は
も
ち
ろ
ん
、
前
句
付
な
ど
の
雑
俳
や
俳
文
、
漢
詩
の
形
式
を
模
し
た
和
詩
や
仮
名
詩
が
含
ま
れ
る
。
俳
諧
は
座
の
文
芸
と
さ
れ
、
宗
匠
・
執
筆
︵
し
ゅ
ひ
つ
︶
・
連
衆
で
構
成
さ
れ
る
一
座
の
共
同
体
、
連
衆
の
作
句
活
動
、
宗
匠
の
捌
き
に
よ
っ
て
、
作
品
の
成
否
と
出
来
栄
え
が
決
定
す
る
[
2
]
。
脚注
編集
(一)
^
a
b
c
d
e
f
佐
藤
勝
明
編
﹃
21
世
紀
日
本
文
学
ガ
イ
ド
ブ
ッ
ク
5
松
尾
芭
蕉
﹄
ひ
つ
じ
書
房
、
2
0
1
1
年
10
月
、
2
-
2
8
頁
。
(二)
^
a
b
c
d
e
f
g
日
本
古
典
文
学
大
辞
典
編
集
員
会
﹃
日
本
古
典
文
学
大
辞
典
第
5
巻
﹄
岩
波
書
店
、
1
9
8
4
年
10
月
、
4
-
7
頁
。
関連項目
編集
幽玄
俳人の一覧
俳句
付け句
定型詩
雑俳
柿衞文庫
点者
蕉風俳諧