円応教
日本で発祥した新宗教
歴史
兵庫県氷上郡山南町井原に生まれの深田千代子︵1887年(明治20)年10月3日~1925年︵大正14︶年1月6日︶を教祖とする。千代子は1919年大正8年7月16日、大阪市で数え年33歳のときに天啓を受け奇蹟霊験を現し、﹁神の使いしめに生まれ、世の中の道具になる﹂という教義の元に宗教活動を開始、修法という霊導の道を遺し39歳で夭逝、教えは弟子により継がれ、1925年︵大正14︶年2月6日、円応修法会が設立され、佐々木俊蔵が会長に就任。1931年︵昭和6︶年2月6日には、円応修法会と改称。深田家の菩提寺である妙心寺派霊雲寺の住職・林誠道が会長に就任。1933年︵昭和8︶年には円応報恩会が設立、伴仲実襄が会長に就任する。
1948年︵昭和23︶年6月10日、教祖深田千代子の長男である、初代教主となる深田長治︵1908年明治41年3月25日~1976年昭和51年4月3日︶により両会は合併され、教祖の法名﹁慈照院圓應智覺大姉﹂より﹁円応﹂の二字をとり円応教として設立。1952年︵昭和27年︶7月7日に宗教法人として認可される。現在の二代教主は、深田充啓︵1937年昭和12年2月27日~︶。
本部の本殿は立教50周年記念にあたる1970年︵昭和45年10月6日︶に、また五法閣は、教祖生誕百年祭記念にあたる1986年︵昭和61年7月13日︶にそれぞれ落成した。
天地同根、物心一如、万教一元、生活即宗教をうたい、﹁世の中の道具になる﹂の本義に基づき、個人の霊力の自覚と発現につとめ、教祖の霊導を信じて、個人の霊力の無限・崇高・偉大性を自覚反省懺悔する﹁修法﹂を行い、個人と社会との幸福なる生活を実現することを目的としている。教義の5項目として、 まと ・ 誠 ・ 愛 ・ 善 ・ 陰 の行がある。
円応教でいう修法とは、教祖によって考案された衆生の救済方法の一つである。この修法の中では、手の先を初めとし身体全体に霊の感応が現れる身体的表現とともに布教師の口頭から発せられる言葉を﹁教文﹂といい、有意的懺悔、片言片句、半意識、無意識など多くがあり、また、現在意識・潜在意識を中心に歴史的潜在意識や霊的感応、阿頼耶識の発現により過去・現在・未来までが示現されるという。
●教会数 189教会 ●布教所数 260拠点 ●布教師数 4,404名 ●信者数 461,243名 ︵平成13年度版宗教年鑑より︶ また、本部内などの売店などの経営は、株式会社﹁円応社﹂が行う。
●教会数 189教会 ●布教所数 260拠点 ●布教師数 4,404名 ●信者数 461,243名 ︵平成13年度版宗教年鑑より︶ また、本部内などの売店などの経営は、株式会社﹁円応社﹂が行う。
本部所在地
年中行事
- 1月 1日 元旦祭
- 1月 6日 教祖祭 (墓前祭、祥月祭)
- 2月 6日 教主誕生祭
- 4月 6日 春季大祭
- 7月15日 祖霊祭
- 7月16日 立教記念祭
- 8月 6日 平和祈願祭
- 10月 6日 秋季大祭
- 12月 6日 感謝祭
その他、毎月5日にお火たき祭、6日に例月祭
交通アクセス
- JR福知山線「谷川駅」下車、バスで7分。