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1行目: {{改名提案\|山田吉利\|t=ノート:山田浅右衛門\|date=2022年7月}} '''山田 ~~朝右衛門~~ 吉利'''︵やまだ ~~あさえもん~~ よしとし、[[文化 (元号)\|文化]]10年︵[[1813年]]︶ - [[明治]]17年︵[[1884年]]︶[[12月29日]]︶は、7代'''[[山田浅右衛門\|山田朝右衛門]]'''として[[江戸時代]]に公儀御様御用︵こうぎおためしごよう︶という刀剣の試し斬り役を務めていた人物である。~~﹁吉利﹂~~[[諱]]は勝興寺の墓誌には﹁'''吉年﹂'''とある。旧名は後藤五三郎、山田家に養子入りして改名した。雅号を和水と称した。 == 概要 == 吉利は[[備中国\|備中]][[新見藩]]の藩士、後藤五左衛門の次男であった。[[山田浅右衛門\|山田朝右衛門]]の襲名は、先代の出家が1847年であることからそれ以前であろうと推定されている。吉利は据物斬り以外にも刀剣鑑定に優れ、公儀御用のほかに[[徳川御三家\|御三家]]御用、さらには公儀腰物拝見役を拝命した。歴代の山田浅︵朝︶右衛門は刀の試し斬りを行った事ことから刀剣鑑定も行っていたのだが、これは異例の抜擢であった <ref>公儀腰物拝見役は徳川幕府開幕以来本阿弥家のみの専任であり、先例格式を重んじる当時にあっては極めて珍しい特例であった。</ref>。吉利は家譜︵﹁源姓山田家系譜﹂という︶に﹁先祖に先例なき特典なり﹂と割り注を入れている。また、吉利はこれに伴う扶持米を﹁先祖より浪人の分にて﹂として辞退している。 [[1868年]]5月27日、吉利は市政裁判所から﹁市政裁判所附﹂を命じられ、翌[[1869年]]には山田家伝来の名刀﹁備前長船景光﹂︵通称‥[[小竜景光]]︶ <ref>[[楠木正成]]の佩刀という伝説をも持ち、﹁楠籠龍ノ太刀﹂の異名のある稀代の名刀という。</ref>を[[宮内省]]に献上した。宮内省は奇特な行為として500円を下賜したが、これを[[明治天皇]]による買い上げと見る説もある。 [[1869年]]、吉利は家を長男の浅雄︵[[山田~~浅右衛門~~吉豊]]︶に譲り、隠居して麹町平河町︵現、[[千代田区]]︶二︶2丁目の本宅から同八8丁目清水谷上の隠宅へ移った。歴代の山田朝浅右衛門家当主は、死刑執行人としての家業を子に継がせる事ことを嫌悪し、弟子の中から養子をとって~~いたのだが~~おり、実子に家を継がせたのは唯一の例である。 [[1870年]]4月15日、政府は山田家家伝の製薬の「山田丸」（浅右衛門丸・人丹などとも称する）など、人間の肝臓や脳などを材料とした薬の販売を禁止した。 [[1872年]]の[[壬申戸籍]]編成に際して、吉利は隠居のままに一家を新たに興し、販売禁止の製薬﹁山田丸﹂のみを吉利の家へと分け、山田家本家から﹁山田丸﹂を分離させた。なお、[[麹町区]]の﹁除籍簿﹂︵58号︶には﹁平民﹂とある。吉利の墓は[[勝興寺 (新宿区)\|勝興寺]]︵[[新宿区]][[須賀町 (新宿区)\|須賀町]]8番地︶と[[正源寺]]︵[[港区 (東京都)\|港区]][[白金 (東京都港区)\|白金]]2丁目7番19号︶とにある。これは吉利が養子であり、遺言で葬式は勝興寺、屍は正源寺としたためである。正源寺は実家の後藤家の菩提寺であった。勝興寺の墓誌には﹁明治十七年十二月二十九日、天寿院慶心和水居士、第七世山田朝右衛門吉年、行年七十有二歳﹂とある。 ~~勝興寺の墓誌には「明治十七年十二月二十九日、天寿院慶心和水居士、第七世山田朝右衛門吉年、行年七十有二歳」とある。~~ == 関連作品 == 28 ⟶ 26行目: == 出典・注釈 == <references /> ~~== 関連項目 ==~~ *[[山田浅右衛門]] {{デフォルトソート:やまた ~~あさえもん~~ よしとし}} [[category:江戸時代の武士]] [[category:刀剣]] [[Category:幕末の人物]] [[Category:明治時代の人物]] [[Category:1813年生]] [[Category:1884年没]]

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