常陸介 (源氏物語)

源氏物語の登場人物
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(一)

(二)[1]

[2]

概要

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[1]

呼称

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常陸介は直接には以下の巻で登場し、本文中ではそれぞれ以下のように表記されている[3]

各巻での活動

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常陸守の任期を終えて家族を連れて上京する。(第49帖 宿木

当初浮舟と婚約した左近の少将が、浮舟が常陸介の実子ではなくあまりかわいがられてもいないと知って常陸介の実の娘に乗り換えた。その際に左近の少将に対しての支援を約束する。その後妻が浮舟の世話を頼むために宇治の中君のところへ行くことが気に入らず怒って迎えを遣る。(第50帖 東屋

浮舟の死を知り悲しむ。その後浮舟の四十九日の法要が行われた際には主人顔で列席する。(第52帖 蜻蛉

浮舟が生きていることを知らないでいる。(山路の露

脚注

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注釈

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  1. ^ 実際には死にきれず横川の僧都に助けられて生きていた。

出典

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(一)^  196035198762315p. 322 ISBN 4-4901-0223-2 

(二)^ 2011232p. 1136ISBN 978-4-0465-3220-6 

(三)^    196035198762315p. 389 ISBN 4-4901-0223-2 

参考文献

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  • 篠原昭二「作中人物事典 常陸介」『源氏物語事典』 秋山虔編、学燈社〈別冊国文学〉No.36、1989年(平成元年)5月10日、p. 294。
  • 「常陸介」西沢正史編『源氏物語作中人物事典』東京堂出版、2007年(平成19年)1月、p. 277。 ISBN 978-4-490-10707-4