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#[[大田部荒耳]] 天地(あめつち)の神を祈りてさつ矢ぬき筑紫の島をさしていく吾は
#[[神人部子忍男]] ちはやぶる神の御坂に幣(ぬさ)奉り斎(いは)ふいのちは母(おも)父がため
#[[尾張浜主]] 翁(おきな)とてわびやは居らむ草も木も栄ゆる時に出でて舞ひてむ
#[[菅原道真]] 海ならずたたへる水の底までも清き心は月ぞ照らさむ
#[[大中臣輔親]] 山ごとの坂田の稲を抜き積みて君が千歳の初穂にぞ舂(つ)く
#[[成尋阿闍梨母]] もろこしも天の下にぞ有りと聞く照る日の本を忘れざらなむ
#[[源経信]] 君が代はつきじとぞ思ふ神かぜやみもすそ川のすまん限(かぎり)は
#[[源俊頼]] 君が代は松の上葉(うはば)におく露のつもりて四方(よも)の海となるまで
#[[藤原範兼]] 君が代にあへるは誰も嬉しきを花は色にもいでにけるかな
#[[源頼政]] みやま木のその梢とも見えざりし桜は花にあらはれにけり
#[[西行]]法師 宮柱したつ岩根にしき立ててつゆも曇らぬ日の御影(みかげ)かな
#[[藤原俊成]] 君が代は千代ともささじ天の戸や出づる月日のかぎりなければ
#[[藤原良経]] 昔たれかかる桜の花を植ゑて吉野を春の山となしけむ
#[[源実朝]] 山は裂け海はあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも
#[[藤原定家]] 曇りなきみどりの空を仰ぎても君が八千代をまづ祈るかな
#[[宏覚]]禅師 末の世の末の末まで我が国はよろづの国にすぐれたる国
#[[中臣祐春]] 西の海よせくる波も心せよ神の守れるやまと島根ぞ
#[[藤原為氏]] 勅として祈るしるしの神風に寄せくる浪はかつ砕けつつ
#[[源致雄]] 命をば軽きになして武士(もののふ)の道よりおもき道あらめやは
#[[藤原為定]] 限りなき恵みを四方にしき島の大和島根は今さかゆなり
#[[藤原師賢]] 思ひかね入りにし山を立ち出でて迷ふうき世もただ君の為
#[[津守国貴]] 君をいのるみちにいそげば神垣にはや時つげて鶏(とり)も鳴くなり
#[[菊池武時]] もののふの上矢(うはや)のかぶら一筋に思ふ心は神ぞ知るらむ
#[[楠木正行]] かへらじとかねて思へば梓弓(あずさゆみ)なき数に入る名をぞとどむる
#[[北畠親房]] 鶏の音になほぞおどろくつかふとて心のたゆむひまはなけれど
#[[森迫親正]] いのちより名こそ惜しけれもののふの道にかふべき道しなければ
#[[三条西実隆]] あふぎ来てもろこし人も住みつくやげに日の本の光なるらむ
#[[新納忠元]] あぢきなやもろこしまでもおくれじと思ひしことは昔なりけり
#[[下河辺長流]] 富士の嶺(ね)に登りて見れば天地はまだいくほどもわかれざりけり
#[[徳川光圀]] 行く川の清き流れにおのづから心の水もかよひてぞ澄む
#[[荷田春満]]
#[[賀茂真淵]]
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