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35行目: == 意義 == この戦いは、「奥州における東西合戦」と言える。最上軍は少ないながらも善戦したことにより戦後、家康はその功績を賞賛して最上義光に出羽山形54万石を与えている。 ~~一方、この結果により直江兼続は軍事的には凡将と言える。兼続擁護の意見からは、中央の戦況が早々と東軍勝利に終わったためという意見もあるが、それでも攻城戦には2週間以上の期間があったし、兵力的にも敵の倍以上を率いていた。それでいながら、わずかな兵力しかなかった敵軍の前に、惨めにも大敗を喫したのである。同時期に[[上田城の戦い]]で[[真田昌幸]]の前に敗れた[[徳川秀忠]]もまた、数倍以上の兵を率いていながら真田軍に惨めにも大敗したため、戦国武将としては愚将と言われているが、秀忠の場合はまだ若年であったことや初陣であったこと、さらには敵将があの智謀の名将・真田昌幸であったことから弁護することもできる。しかし、兼続の場合は軍事的にはやはり無能であったと評価するしかない。なぜならばこの上杉軍︵西軍︶の敗退が、奥州においても東軍勝利を決定づけたからである。~~ <small>'''長谷堂城の戦いにおける兵数について'''<small>･･･長谷堂城の戦いについては当時の良質の史料がほとんど残されておらず兵数も後世の[[軍記]]などに頼ることになるが、これらは誇張された部分も多くそれぞれに数の開きがあって確実な兵数は不明といわれる。（例えば上杉軍撤退の時の双方の死傷者は最上側では「味方の戦死者623人敵の戦死者1580人」とするが上杉側は「敵の戦死者2100余り」としているなど） == 関連項目 ==

「慶長出羽合戦」の版間の差分