清水茂 (フランス文学者・詩人)
日本のフランス文学者、詩人、翻訳家
生涯 編集
東京府出身。1956年早稲田大学文学部仏文科卒、1961年同大学院文学研究科退学。1959年より早稲田大学文学部助手、専任講師、助教授、教授を経て、2003年定年退職、同年より名誉教授となる。
1953年片山敏彦を中心に集まった若者たちによる詩誌﹃横笛﹄を創刊。1972年パリのロマン・ロラン研究所にてロランの未公開資料の研究をする。1976年より文芸誌﹃同時代﹄同人として活動し、現在は編集長を務める。
2007年詩集﹃新しい朝の潮騒﹄によって現代ポイエーシス賞受賞。2008年詩集﹃水底の寂かさ﹄によって翌2009年度の日本詩人クラブ賞、埼玉詩人賞受賞。2011年から2013年まで日本詩人クラブ会長。2017年﹃私の出会った詩人たち﹄で日本詩人クラブ詩界賞特別賞受賞。2018年、詩集﹃一面の静寂﹄で現代詩人賞受賞。
フランスの詩人イヴ・ボヌフォワとの親交や翻訳でも知られ、1996年にアルルで行われたイヴ・ボヌフォワの詩作品の翻訳者たちによる国際翻訳者会議に出席、パネリストを務めた。
2020年1月16日、死去[1]。87歳没。