渡辺武夫
日本の画家 (1916-2003)
人物 編集
出生地は東京都墨田区、出身地は埼玉県浦和町︵のち浦和市︶︵現・さいたま市︶。埼玉県師範学校附属小学校から旧制浦和中学校︵現・県立浦和高校︶に進み、2年生の頃画家になる決意を固めた。東京美術学校に入学し、2年生では南薫造教室に入り級長を務めた。またこの頃から寺内萬治郎に師事した。25歳で光風会賞と新文展で特選を受賞し、若くして確固たる地位を築きあげた。寺内の影響から人物画に傑出した才能を見せたが、師と同じことを続けることへの抵抗から昭和30年以降ほとんどが風景画の制作となった。
寺内萬治郎の門下生が集まる武蔵野会、与野会に参加した[1]。日展理事や埼玉県美術家協会会長を務め、1999年には浦和市名誉市民となった。