組長 (宝塚歌劇)

宝塚歌劇団における組長（くみちょう）は、組役職のひとつである^[1]。

概要

組内におけるリーダーとして、生徒の指導や舞台の統括を行う役職である。組内の最上級生^[2]、なおかつ優れた技量と統率力のある生徒が任命される。各公演で主演を務めるトップスター・トップ娘役とは異なる役職であり、組長（副組長）とトップスター（トップ娘役）の兼任は原則として行われない^[3]。通常の演劇においては座長＝主演者であることがほとんどであるが、宝塚歌劇団においては実質的に組長がその役割を担っている。

組長の役割

●公演中、組子の演技や役割はもちろんのこと、かつらや衣装・小道具のことまでアドバイスを行う。 ●公私に渡って組子のケアにつとめる。 ●公演中にトラブルが発生したときの対応。 ●初日・千秋楽の舞台挨拶。千秋楽には退団者の紹介スピーチも行う。 ●宝塚音楽学校入学式・宝塚歌劇団入団式などの式典において、歌劇団代表として祝辞を述べる。

組長不在時の代行

大劇場以外でチーム別に分かれた公演（バウホール公演など）、およびアクシデントによる休演などの理由で組長不在時には副組長が代行する。組長・副組長共に不在の場合には、出演者における最上級生がその職務を代行する。

各組の組長・副組長

歴代組長・副組長

出典

(一)^ これがわかれば、もっと楽しい。宝塚用語辞典・か行宝塚歌劇団公式ホームページ (二)^ 宝塚歌劇団では実年齢ではなく在団年数が長い者を指す。 (三)^ ただし、春日野八千代や榛名由梨など一部例外もあり。

外部リンク

[1]

[2]

[3]