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{{出典の明記|date=2019年12月}}
'''Local area network'''(ローカル・エリア・ネットワーク。'''LAN''')とは、企業・官庁のオフィスや工場などの事業所、学校、家庭などで使用される[[コンピュータネットワーク]]である。
[[File:Local Area Network Topology Image.png|thumb|300px|ローカルエリアネットワークの構成図]]
'''Local Area Network'''[[]]'''LAN'''使[[]]
本項では狭義の技術方式、規格について解説する。
狭義にはイーサネットに代表される技術方式、規格を指し、広義には事業所内、家庭内で使用される[[コンピュータネットワーク]]と情報処理システムを指す。
 
歴史的経緯から初期の技術規格として可能な配線長が数百m程度であったことから、室内、建物内を主な対象とする意味でLocal Area Networkという名称であるが、現在では数十kmの延長が可能な規格も存在する。
 
== 概説 ==
[[ファイル:Ethernet LAN ja.svg|200px|サムネイル|右|代替文=Ethernet LAN| バスネットワークトポロジを使用したローカルエリアネットワークの概念図。]]
LANの標準化組織である[[IEEE|米国電気電子技術者協会]](IEEE)や[[国際標準化機構]](ISO)での定義によると
# 限定された広がりをもつ地域で、コンピュータをはじめとする様々な機器の間で自由に情報交換ができる。
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# 異なる[[ベンダー]]で作成された機器をLANに接続でき、相互に通信可能(マルチベンダ接続)。
といった特徴をもっている。
 
本項では狭義の技術方式、規格の種類と歴史を概観する。個別の方式の構成や動作についてはそれぞれの見出し項目を参照されたい。
また本項で解説する単独のLANを複数組み合わせた広義のLANである事業所内LAN、企業内LANなどについては、該当の節を参照されたい。
 
== LANの種類 ==
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=== トポロジーによる分類(レイヤ1) ===
''''''''''''''''''3
* '''LAN'''[[ ()|]][[]]()[[]]([[10Base-T]]100Base-TX1000Base-T)<ref></ref>
* '''LAN'''(10Base510Base2)[[]])
* '''リング型LAN'''は、端末を順次伝送路につないでいく形であり、伝送路が数珠つなぎの円形となる。伝送路及び伝送路機器に障害が発生するとLANが停止するため、伝送路を2重にする場合が多い。また2重化することにより、途中、伝送路機器の故障、伝送路の切断などの各種障害に対し非常に強くなるため、基幹用に用いられることが多い。してえば[[FDDI]]がある。
<gallery>
Image:Topoloxía en estrela.png|スター型
Image:Topoloxía en bus.png|バス型
Image:Topoloxía en anel.png|リング型
</gallery>LANのトポロジーに関する議論は、伝送媒体(ケーブル、光ケーブル)とデータリンク層を接続する機器間で共有するイーサネット(10Base5、10Base2)、[[FDDI]]が現役であった1990年代までは意義のあるところだったが、その後のLANスイッチの普及拡大により、近年ではほぼすべてがスター型配線になっている。
</gallery>
 
=== 伝送媒体による分類 ===
各規格において使用する伝送媒体が定められている。主な例として[[同軸ケーブル]]、[[ツイストペアケーブル|ツイストペアケーブル(撚り対線)]]、[[光ファイバー]]、[[無線|無線(大気の電波伝播)]]が利用される。
{| class="wikitable"
|-
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* '''ベースバンド方式'''は、コンピュータで扱われるディジタルデータを符号化し、変調せずに電気パルスとして伝送路に送信する方式である。イーサネットや[[FDDI]] (TP-PMD, CDDI) がこの方式である。
* '''ブロードバンド方式'''は、コンピュータで扱われるディジタルデータを符号化し、変調して搬送波としてアナログ伝送路に送信する方式である。IEEE 802.4([[トークン・バス]])がこの方式である。
 
== 広義のLAN(大規模LAN) ==
LANの最も基本的な構成はケーブルとデータリンク層を共有する単独のLANである。それについては本項で種類を解説した。
企業などの事業所内で利用するコンピューターネットワークとしてのLANでは、複数のLANを[[ブリッジ (ネットワーク機器)|ブリッジ]]、[[ルーター]]、[[LANスイッチ]]を用いて接続し、ネットワークを拡張する。
ネットワークの拡張に当たってはLAN技術以外にシリアル回線、ATM、[[光波長多重通信|WDM]]伝送装置などが利用される場合がある。
広義のLAN(大規模LAN)の構成や方式については先に述べたものの他に[[Internet Protocol|IP(Internet Protocol)]]や関係する技術、さらに上位レイヤも含めた技術の複合体として成り立っている。
これらの話題についてはネットワーク構築、(情報)システム構築の分野の技術として、関係する書籍などの情報を参照されたい。
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}
 
== 関連項目 ==
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* [[LANパーティー]]
 
{{Telecommunications}}
 
{{Computer-stub}}
{{authority control}}
 
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[[Category:コンピュータネットワーク]]