だだちゃ豆
特徴
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さやの毛が茶色で、くびれも深い。見栄えは必ずしも良くないが、甘味と独特の濃厚な風味を持っており[2]、香りも強い。やや小粒の状態で出荷され、短めの時間で茹で上がる。
栽培する土地が合わないと風味が落ちてしまうことから、生産地が限られている。収穫期も短く、保存も困難であったため、﹁幻の豆﹂と呼ばれてきた。近年は輸送技術・速度の向上等により、地元以外でも店舗や通信販売で取り扱われたり、居酒屋などでメニューに並べられたりするようになり、全国的に知られている。
品種は8つ。﹁甘露︵かんろ︶﹂﹁早生甘露﹂﹁晩生甘露﹂﹁小真木︵こまぎ︶﹂﹁白山︵しらやま︶﹂﹁早生白山﹂﹁平田︵ひらた︶﹂﹁尾浦︵おうら︶﹂があり[3]、特に人気があるのは﹁白山﹂である。
歴史
編集名称の由来
編集商標登録
編集「だだちゃ」は庄内地方の酒田市にある納豆メーカーが商標登録している。他地方産や味が異なる枝豆が「だだちゃ豆」の名で出回ることもあるため、JA鶴岡が管理権を受託し、ブランドの保護や類似品対策に努めている。
その他
編集脚注
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(一)^ abc赤澤 (2007)、pp.86-87
(二)^ だだちゃ豆データブック 2011年8月6日閲覧。
(三)^ だだちゃ豆の類似品対策JA鶴岡︵2018年3月18日閲覧︶。
(四)^ ︻旅グルメ︼枝豆と茶豆ってどう違うの?﹁枝豆﹂と最高峰ブランド﹁黒埼産茶豆﹂を食べ比べしてみたテレビ東京サイト︵2015年8月31日︶2018年3月18日閲覧。
(五)^ 食の都庄内 食の都庄内を彩る食材たち 2012年8月31日閲覧。
(六)^ 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編﹃かしこく選ぶ・おいしく食べる 野菜まるごと事典﹄成美堂出版、2012年7月10日、93頁。ISBN 978-4-415-30997-2。
(七)^ だだちゃ豆の名前の由来JA鶴岡︵2018年3月18日閲覧︶。
(八)^ 一例として、﹁常温乾燥技術でだだちゃ豆チョコ、山形大と木村屋﹂日本経済新聞ニュースサイト︵2018年2月14日︶。
(九)^ [1]
参考文献
編集- 赤澤經也 著、山形在来作物研究会 編『どこかの畑の片すみで:在来やまがたの文化財』(初版)山形大学出版会、2007年。ISBN 978-4-903966-02-1。