金龍 (山形県)
株式会社金龍（きんりゅう）は、山形県酒田市にある酒造メーカー。
 本社 | |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 |
 日本〒998-0111 山形県酒田市黒森字草刈谷地180番地の1 |
| 設立 |
1950年（昭和25年）4月 （山形県醗酵工業株式会社） |
| 業種 | 食料品 |
| 法人番号 | 5390001006168 |
| 事業内容 | 酒類製造業（焼酎製造・販売） |
| 代表者 | 佐々木 雅晴 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 従業員数 | 13人（2019年8月20日現在）[1] |
| 外部リンク | http://kinryu.co.jp/ |
| 特記事項：工場敷地：9,632m2 建物面積：2,674m2 | |
開業から長らく焼酎の製造が主で、代表商品として爽や地域限定出荷の爽金龍などがある。2018年（平成30年）ウイスキー製造免許を取得し、ジャパニーズ・ウイスキーの製造を開始した。
概要
編集ウイスキー事業の展開
編集| 遊佐蒸溜所 YUZA DISTILLERY | |
|---|---|
| 操業開始 | 2018年 |
| 場所 |
日本, 山形県 |
| 業種 | 食料品 |
| 生産品 | ジャパニーズ・ウイスキー |
| 住所 | 山形県飽海郡遊佐町吉出字 カクジ田20番地 |
2018年11月、酒田の隣町にあたる鳥海山の伏流水が豊富な遊佐町吉出地区に遊佐蒸溜所を新設した︵敷地約4,550m2︵内蒸溜所面積約620m2︶︶[4][3][5]。製造に必要なポットスチルはスコットランド︵フォーサイス社︶に発注し、5つある発酵槽は、カナダ産のダグラスファー(ベイマツ)を使用[2]。また製法や熟成法もスコットランドの方式を採用し、﹁シングルモルト﹂のみに絞った製造を行う。蒸溜所の施設は大量生産が行えるほど広くはないが、その代わりに質の高いウイスキーの製造を目指している[4]。同月から稼働し[6][7][8]、2022年︵令和4年︶2月、製造した﹁ファーストエディション2022﹂の約8500本が国内外で発売される。県内では1500本ほどが出回る予定[9][10]。
焼酎専門メーカーがウイスキー事業を始めた背景に、人口減少に伴い市場が縮小することへの懸念が挙げられている。これまで金龍の売り上げの95%が県内で占めており、焼酎に次ぐ経営の柱を作ることを考えた際に、ハイボールのブームや高級ウイスキーの支持によるウイスキー市場の拡大に金龍は着目した。海外で日本産ウイスキーの評価が高まっていることや、人口世界一の中国などの需要増で世界的にウイスキーが不足しているという状況から市場の拡大を見込み、全国、海外販売も視野に入れ踏み込んだという[3]。
沿革
編集製品
編集詳細は「公式サイトの商品紹介」を参照
脚注
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(一)^ “酒田市企業情報 株式会社 金龍”. 酒田市企業情報. 2019年8月21日閲覧。
(二)^ ab“山形の地から﹁世界が憧れるウイスキー﹂を目指す。﹇遊佐蒸溜所／山形県飽海郡遊佐町﹈”. ONESTORY. 2019年8月21日閲覧。
(三)^ abc“焼酎の金龍、鳥海山麓にウイスキー蒸留所”. 日本経済新聞. (2017年5月25日) 2019年8月21日閲覧。
(四)^ ab“ウィスキー造りのこだわり”. 遊佐蒸溜所. 2019年8月21日閲覧。
(五)^ “ウイスキー‥製造へ 酒田の﹁金龍﹂県内初 ２０２１年末までに出荷 ／山形”. 毎日新聞. (2017年5月25日) 2019年8月21日閲覧。
(六)^ “山形のウイスキー工場、11月から本格稼働 焼酎製造の金龍”. 日本経済新聞. (2018年10月19日) 2019年8月21日閲覧。
(七)^ “焼酎メーカー﹁金龍﹂、ウイスキー事業進出 山形・酒田”. 産経ニュース. (2018年10月19日) 2019年8月21日閲覧。
(八)^ “＜金龍＞山形・遊佐にウイスキー蒸留所完成 原酒年間10.5万リットル生産へ”. 河北新報オンラインニュース. (2018年11月4日) 2019年8月21日閲覧。
(九)^ “金龍がウイスキーの発表会 県内では1500本流通予定”. 山形新聞. (2021年11月11日) 2021年11月26日閲覧。
(十)^ “妥協許さぬウイスキー、世界へ 山形・遊佐蒸留所、2月に初出荷”. 河北新報オンラインニュース. (2021年11月25日) 2021年11月26日閲覧。
外部リンク
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