アドバルーン
広告宣伝に用いられる係留気球
構造
編集運用
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気球は屋外で20m-50mの高さに揚げられ、不特定多数の人々に場所の目印とともに宣伝メッセージを標示する。
屋外のアドバルーン広告は夜間に於いても気球内照明やバナー照明などにより広告の掲示は可能であるが、強風︵掲揚が中止される風速5m/s以上︶による事故のおそれもあり、掲示中は昼夜を問わず常時監視員が配置される。
アドバルーン広告は都道府県や市区町村が制定する屋外広告物条例の制限により、地域や施設により掲揚のできない禁止地域や広告の際の申請等が必要な場合がある。
歴史
編集アドバルーン業界の現況
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屋外用アドバルーン広告が衰退してから、屋外用として主に使用されている場所は、郊外の低層階の店舗やイベント会場、展示会場などである。そして、屋内展示場、見本市会場、イベント会場、大型ショッピングセンターなどの室内装飾に用いられることも多い。
広告文を係留気球本体に巻き付けて係留するものや、宣伝文はなく自動車や魚、企業のキャラクターの形状などの変形気球が使われたり、屋内の展示場で屋上から吊り下げて使われるように、気球自体がブースの目印や広告媒体の役目を果たすものもある。
従来型の紅白アドバルーンは最盛期に比べ数は激減したが、今日では逆に物珍しさによって利用されることもある。また、住宅展示場などでは場所案内への目印として使用されることもある。
また従来の紅白アドバルーンに取って代わり、特注品の変形バルーンが多くなっている。これらはキャラクターや各種メーカー品、企業ロゴなどが象られたもので、趣向を凝らしたものである。他にも室内をホバリングする飛行船や出入り口に取り付けられるエアアーチといった応用商品も多く、これらは皆アドバルーン製作、掲揚の技術を応用、発展させたものである。更に、球皮がスクリーン加工され映像装置を内蔵したバルーンも製作されている。
業界では、これらを含めた宣伝広告用のバルーンをまとめてアドバルーンやインフレータブルバルーンと呼んでいることが多い。
脚注
編集参考文献
編集- 屋外広告の知識 設計・施工編 ISBN 978-4324096390
- 屋外広告の知識 デザイン編 第四次改訂版 ISBN 978-4324096383
- 屋外広告の知識 法令編 第四次改訂版 ISBN 978-4324096376
- 東京都屋外広告物条例の解説 ISBN 978-4802832625
関連項目
編集外部リンク
編集- アドバルーンの許可基準
- 『アドバルーン』 - コトバンク