アニマルフレンド
アニマルフレンドとはスーパードンキーコングシリーズに登場し、コング達の手助けをするキャラクターの総称を指す。その名の通り様々な種族の動物が登場する。このうちランビ、エクスプレッソ、スコークス、ラトリーの4名の名前は﹃スーパーマリオ オデッセイ﹄の都市の国ニュードンク・シティにて地名として登場する。
ランビ(Rambi)
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サイ。﹃スーパードンキーコング﹄︵以下﹃1﹄︶を始め多くの作品に登場する。足が速く、突進が得意。鋭い顔のツノで前方の敵を自動で倒してくれる他、ドンキー達よりも頑丈な脚でほとんど全ての敵キャラを踏めるのも長所の一つ。彼が手も足も出ない敵というのは、そもそも倒す事が出来ない敵である事がほとんど。﹃スーパードンキーコング2﹄︵以下﹃2﹄︶ではスーパーダッシュを習得。﹃ドンキーコング64﹄︵以下﹃64﹄︶ではドンキーが変身することで登場し、強力な破壊技であるランビアタックを新たに使用する。﹃ドンキーコング たるジェットレース﹄では﹁ダイナマイトマウンテン3﹂に登場、体格の数倍はあろうかという大きな落石をも破壊してみせる。﹃ドンキーコング リターンズ﹄︵以下﹃リターンズ﹄︶﹃ドンキーコング トロピカルフリーズ﹄︵以下﹃トロピカルフリーズ﹄︶は、アニマルフレンドで唯一乗り物として登場し、炎や燃えている敵以外を無視して進めるようになった。本編シリーズ内では﹃スーパードンキーコング3﹄︵以下﹃3﹄︶以外全て出演を果たしている。
完全無欠に見えるがジャンプ力は低いという欠点もある。
﹃マリオカートDS﹄﹃マリオカート ツアー﹄では、﹁ジャングルカーゴ﹂というランビを模したカートが登場する。
クランキーコング曰く、たまに金を貸してくれというらしい。
エンガード(Enguarde)
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カジキ。﹃1﹄を始め多くの作品に登場しており、SFCで発売された﹃1﹄-﹃3﹄に全て登場した[1] アニマルフレンド。主に水中ステージでの登場となり、エンガードに搭乗する︵もしくは変身する︶と水中での制御が非常に楽になるが、いったん陸上に打ち上げられると攻撃アクションを使って少しずつ地面を這う形でしか移動できない。カジキならではの口の先の鋭い突起で攻撃出来、これがほとんどの作品で水中での唯一の自発的にできる攻撃となる。ランビと同じく﹃2﹄からスーパーダッシュを習得。敵に近づいただけでも勝手に攻撃してくれるが、リラーチ等、一部の敵には攻撃しないこともある。﹃64﹄ではランキーコングが変身し、水中の障害物を破壊できるようになるほか、水上に飛び上がって空中のアイテムを入手できる。﹃たるジェットレース﹄では﹁シャインオーシャン﹂に登場、エンガードの背中に乗って水中を進む。
ウィンキー(Winky)
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顔や身体の赤い模様が特徴的なカエル。﹃1﹄とGBA版﹃1﹄に登場。常に跳ねて移動し、ジャンプ力が高い。一部の敵は突進でも倒せる。ドンキー達よりも頑丈な脚を持っており、ドンキー達では踏めない敵も踏んで倒す事ができる。同作品内では蜂のジンガーを踏んで倒せる唯一のキャラクターだった︵この作品内ではランビとジンガーが同じステージに出ることはなかった︶。﹃2﹄ではクランキーの小屋にいるが、剥製なのかウィンキーを模した置物なのかは不明。
エクスプレッソ(Expresso)
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ダチョウ。﹃1﹄に登場。靴を履いている。足が非常に速いが細くて頼りなく、敵を踏むと逆にダメージを受けてしまう︵ただし小さな敵なら素通り可能で、GB版では敵を踏める︶。また、空は飛べないが、ジャンプ後に羽ばたくことで長い飛距離を滑空することができる。なおGBA版﹃2﹄ではクランキーコングに飼われており、レースをする。
スコークス(Squawks)
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緑色のオウム。﹃1﹄を始め多くの作品に登場しており、エンガードと同じく、SFCで発売された﹃1﹄-﹃3﹄に全て登場した[1]アニマルフレンド。﹃1﹄ではライトで暗い所を照らすのみで敵を攻撃する能力はないが、﹃2﹄﹃3﹄ではコングたちを掴み飛行し、口から卵を吐いて攻撃する。この卵は放物線を描いて落下するだけで、向きを変えることはできない。他のアニマルフレンドと違い、敵に当たってもコングを一匹手放すだけで逃げたりはしない。また、任意に降りることも出来ない。﹃64﹄では﹃1﹄同様照明で暗い所を照らす他、小さくなったタイニーを掴み飛行したり、ゴールデンバナナを見つけて運ぶといった役割を果たす。﹃リターンズ﹄﹃トロピカルフリーズ﹄ではショップのアイテムのひとつとして登場、各コースに隠されたパズルピースのある場所を鳴いて知らせる。﹃たるジェットレース﹄ではアイテムとして登場、前方のキャラに取り付きワイルドムーブを一定時間封じる。なお、﹃64﹄での一人称は﹁オレ﹂であり、案内役などを兼ねている。
スピンオフ作品である﹃ディディーコングレーシング﹄にも登場。ディディーに手紙を届けるなど伝書鳩のような役割だった。
コークス(Quawks)
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紫色のオウム。﹃2﹄から登場。﹃2﹄ではコングをつかんだままゆっくりと下降するパラシュートの役割だが、﹃3﹄では変身専用アニマルとして登場、タルを持って飛ぶことができる︵ただし卵は吐けない︶。﹃たるジェットレース﹄ではアイテムとして登場。一位のプレイヤーめがけて突撃を仕掛ける。
ラトリー(Rattly)
編集スクイッター(Squitter)
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クモ。﹃2﹄から登場。8本の脚全てにスニーカーを履いている。口から吐き出す蜘蛛の巣を使って攻撃したり、空中に足場を作り出すことが可能。これはスコークスの卵とは違い向きを変えられる。﹃2﹄ではエクスプレッソと同じく脚が弱くて敵を踏む事が出来ず、蜘蛛の巣でしか攻撃できないが、﹃3﹄では敵を踏むこともできるようになった︵バズを除く︶。
クラッパー(Clapper)
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アザラシ。﹃2﹄に登場。上記までのフレンズの様に乗ったり変身する事は出来ない。特定のポイントにいて、背中を踏むと口から氷を吐き出し、それにより熱湯を冷ましたり、水を凍らせたりするといったステージギミックに近い存在。﹃64﹄ではステージ4のガリオン灯台の檻に閉じ込められており、ドンキーコングに助けられた。お宝︵ゴールデンバナナ︶を盗んだが、ドンキーコングは恩人なのでお宝をくれた。この後、ドンキーのみ、クラッパーとボートレースを行うことができ、勝てばゴールデンバナナが貰える。オープニングとエンディングでは海とドンキーの家の近くの池で泳いでおり、複数の仲間を確認できる。
グリマー(Glimmer)
編集エリー(Ellie)
編集パリー(Parry)
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黄色い身体、青い頭と翼、赤いクチバシと尾が特徴的な小鳥。﹃3﹄に登場。コングの頭上の一定高度を常にキープし、高い所のアイテムを取ってくれる。攻撃はできないが、ブーティバードなら体当たりで倒せる。アニマル禁止サインまで誘導すると、3UPバルーンやボーナスバレルに変身することが多い。
関連アイテム
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アニマル禁止サイン
﹃2﹄と﹃3﹄に登場。ここより先に行くとアニマルが消える代わりにアイテムが出る。場所によってアイテムは異なる。
アニマルコンテナ
﹃1﹄を始め多くの作品に登場。描かれたアニマルフレンドが中で待機しており、壊すとアニマルフレンドが出てくる。﹃64﹄でも登場するが、アニマルバレルの効果である。﹃たるジェットレース﹄ではアニマルがカラーで描かれている。﹃リターンズ﹄﹃トロピカルフリーズ﹄ではランビ専用になっている。
アニマルバレル
﹃2﹄から登場。コングが入るとアニマルフレンドに変身する。ただし一度入るとアニマル禁止サインを通過するまで元に戻れない。ステージの構造上、強制的に入らされることもある。
アニマルフレンドが戦ったボス
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キングB
巨大なジンガー。﹃2﹄のワールド4のボスとして登場。スコークスが戦った。お尻の針が弱点。ある程度ダメージを与えると針を打って攻撃してくる。さらにダメージを与えるとジンガーサイズになり、手下のジンガーをまとって突進してくる。ボスとして登場する前に、通常ステージでランビも遭遇するが、倒す手段はなく追いつかれる前に逃げるというものになっている。
スクワーター
激流の魔物。﹃3﹄のワールド3のボスとして登場。エリーが戦った。口から水を吐いて滝壺にはじき落とそうとしてくる。目に水をかけられるのが大の苦手。
バーボス
ウニと貝を合わせたような姿の巨大生物。﹃3﹄のワールド6︵GBA版ではワールド9︶のボスとして登場。エンガードが戦った。巻貝ミサイルやトゲを発射してきたりして攻撃する。リラーチの親玉らしく、手下に緑のリラーチと殻を全く開かない紫のリラーチを従えている。なお紫のリラーチは常時バーボスをガードしており、巻貝ミサイルや緑のリラーチをぶつけないと追い払えない。
その他
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ジャングルブラザーズ
﹃ドンキーコングジャングルビート﹄に登場した動物達。アニマルフレンドに代わる役割を果たす。関連性は不明。
おたすけピッグ/チョップス先生
﹃リターンズ﹄﹃トロピカルフリーズ﹄に登場。眼鏡をかけたピンクのブタ。アニマルフレンドとの関連性はないが、名前の通り、ドンキー達の冒険の手助けをしてくれる。中間地点のような役割で通りすぎると、ミスした時にその場から再開できる。また、一部のステージではアクション操作のヒントを教えてくれる。
脚注
編集- ^ a b GB版『1』を除く
- ^ GB版『2』(『ドンキーコングランド』)には登場しないが、パッケージのイラストには描かれている。