ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦
1999年に公開された日本の映画
(キングオブモンスから転送)
﹃ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹄︵ウルトラマンティガ ウルトラマンダイナ アンド ウルトラマンガイア ちょうじくうのだいけっせん︶は、円谷プロダクション製作の特撮映画作品。1999年3月6日全国松竹系にて公開。同時上映は﹃ウルトラマンM78劇場 Love & Peace﹄。
ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 | |
---|---|
監督 | 小中和哉 |
脚本 | 長谷川圭一 |
製作総指揮 | 円谷一夫 |
出演者 | |
主題歌 |
田中昌之&大門一也 「ウルトラマンガイア!」 |
撮影 | 大岡新一 |
編集 | 松木朗 |
配給 | 松竹 |
公開 |
![]() |
上映時間 | 74分[1] |
製作国 |
![]() |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 3.4億円[2] |
前作 | ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち |
次作 | ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY |
キャッチコピーは、「テレビじゃ見られない3大ヒーロー集結!!」、「君の勇気が地球を救う!」。
概要
編集
﹃ウルトラマンゼアス﹄以後、恒例となったウルトラシリーズ映画作品の1本[3]。特撮テレビドラマ﹃ウルトラマンガイア﹄の映画化作品であり、ウルトラマンティガやウルトラマンダイナとの共演を描く。映画としての独立性を重視し、少年を主人公格に据えてその成長を描くジュブナイル作品ともなっている[3][4]。
﹃ガイア﹄の主人公・高山我夢が、ウルトラシリーズがフィクション作品として扱われているパラレルワールドを訪れる。そこでは﹃ガイア﹄もテレビ放送されており、プロローグで勉が見ている同作のビデオはテレビシリーズからの流用ではなく、本映画のために新規撮影されている。
ガイアの新たな形態であるV2とスプリーム・ヴァージョンが登場しており、テレビシリーズで初登場する第26話の本放送日と本作品の劇場公開日は同日に行われる形となった。
公開前のCMでは﹃ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア﹄と宣伝されていた。
俳優の濱田岳や声優の入野自由が子役時代に出演した映画作品の1つでもあり、本映画でダイナの声を担当したつるの剛士は、初対面当時の濱田や入野たちに我夢を演じた吉岡毅志を交えて撮影した記念写真を、後年に自身の公式ブログで公開している[5]。
制作
編集
映画前作﹃ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち﹄の好評を受け、そのコンセプトを引き継ぎ放送中の﹃ウルトラマンガイア﹄を中心とした﹃ウルトラマンティガ﹄﹃ウルトラマンダイナ﹄のクロスオーバー作品として制作されることとなった[3][4]。﹃ガイア﹄は前2作品と世界観が異なるが、チーフプロデューサーの鈴木清の提案により、パラレルワールドを舞台とすることとなった[3][4]。
本作品の監督であり﹃ダイナ﹄最終章の監督も担当した小中和哉は、当初は﹃ダイナ﹄最終回で別の宇宙へ行ったダイナが﹃ガイア﹄の世界を訪れる展開を考えていたが、先を視聴者に想像してもらうという﹃ダイナ﹄最終回の趣旨に反するために見送り[注釈1]、兄の小中千昭との雑談の中で出たメタフィクションという方向性で企画が進められた[3][4][注釈2][8]。
XIGファイターEXやXIGアドベンチャーなどのメカニックは大半がコンピューターグラフィックスで描かれ、ビル爆破のシーンでは実景に合成で破片やガレキを加えるなど、従来のミニチュア特撮とは異なるデジタル特撮による描写が多用された[出典2]。
学校の先生役には、かつて鈴木清がカメラマンとして参加していたテレビドラマ﹃うしろの正面だあれ﹄に出演した歌手の和田アキ子に出演してもらおうと交渉を行ったが、彼女のスケジュールの関係で実現しなかった[10]。
本作の脚本を担当した長谷川圭一は、平成三部作を振り返って一番苦労した脚本だったと述懐して、﹁本筋で絶対に書けないということで、超変化球で行くしかなかった﹂と語りつつ、結果として、テレビ本編と質感の違う面白いものが出来たと評価している[11]。
ストーリー
編集
勉強もスポーツも苦手な少年・新星勉は、世界中で大人気を誇るテレビ特撮番組﹃ウルトラマンガイア﹄に憧れていた。
ある夜、勉は﹃ウルトラマンガイア﹄のビデオを観ている最中、不思議な空間に吸い込まれたかと思うと、謎の赤い球と﹁何も変わらない﹂と呟く少女のイメージを目撃する。翌日、その少女と瓜二つの七瀬リサが勉のクラスに転校してきたうえ、勉は隠れ家として使用している廃倉庫で不思議な赤い球を見つける。ウルトラマンガイアに変身する高山我夢に会いたいと赤い球に願うと、ファイターEXと共に本物の我夢が異次元から出現する。
勉は自分が我夢を呼んだと友達に自慢する。話を聞いた上級生の鹿島田浩は勉から赤い球を奪うと、それが本当なら自分が怪獣を呼んで勉を踏み潰させてやると呟く。その願いが現実となって巨大異形獣サタンビゾーが出現し、我夢はガイアに変身してサタンビゾーを倒す。だが、自分をガイアだと知っている子どもたちの集団に追いかけ回された末におもちゃ屋で﹃ウルトラマンガイア﹄のグッズやポスターを見かけて、ここが自分の世界ではないことに気付く。そして、勉と出会った我夢は赤い球の詳細を知るが、国籍不明機の搭乗者として警官隊に取り囲まれる。そこで赤い球の効力が切れ、我夢は元の世界に戻されて異世界の記憶を失ってしまう。
一方、偶然とはいえ自分が呼び出した怪獣がガイアに倒されたことに怒りを覚えた浩は、隙を突いて勉から再び赤い球を奪い、ガイアを超える強力な怪獣を生み出そうと考える。それがきっかけで、勉たちの世界に危機が訪れる。我夢は勉の本で記憶を取り戻すと勉たちの世界を救うため、自ら開発したXIGアドベンチャーに乗り込んで次元の壁を越え、決戦に挑む。
登場人物
編集登場怪獣
編集
赤い球[注釈3]
﹃ガイア﹄の世界や本作品の世界とは異なる異次元の世界で作られた物質文明の最終到達点[16]。本作品における一連の事件の幕開けとなるきっかけを作った。外見は何の変哲もない赤い球体の水晶のようであるが、持つ者の潜在意識下の欲望や破壊願望を際限なく具現化する力を持つ。ただし、一度実体化したものを消すことはできない。物語序盤ではエネルギー不足だったために望みの持続時間が短かったが、浩の欲望のエネルギーを吸収して不足を解消し[注釈4]、彼や優の心を負の感情で踏み躙る[注釈5]。一方、物語終盤では根底の善意と本当は世界を滅ぼさせたなくない気持ちを併せ持つ勉たちの叫びに応えてウルトラマンティガとウルトラマンダイナを呼び出し、ガイアの逆転勝利に導いた。最後は存在しない方が良いと考えた勉の﹁球よ、消えろ!!﹂の叫びにより、青く変色してリサとともに消滅し、それと同時に、本作品の世界における一連の事件も無かったことにされる︵ただし、球と直接接触して我夢と巡り合えた勉の記憶は残っていた︶。
●監督の小中和哉は﹃ウルトラマン﹄に登場するギャンゴをイメージしており、プロットでは同作品を踏襲したコメディの要素もあった[3]。
﹃小説 ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー﹄に登場した赤い球
赤い球の製作者が愚かな願いによって球が消滅した際に備えて用意していたバックアップが起動し、再び本作品の舞台となった地球に出現した。
キングオブモンス KING OF MONSTER[17][14] | |
---|---|
別名 | 最強合体獣 |
身長 | 83 m[出典 3] |
体重 | 8万2千 t[出典 3] |
出身地 | 鹿島田浩のブレインワールド[出典 4][注釈 6] |
最強合体獣 キングオブモンス
﹁サタンビゾーを超え、ウルトラマンガイアを倒せる強力な怪獣﹂を念頭に浩が赤い球に願って実体化させた怪獣。浩が粘土細工で作った最強怪獣のイメージに加え、亘が考えたバジリスの翼を背中に、耕平が考えたスキューラの顎を腹部と腰回りに組み合わせている[23][24]。後に赤い球の言葉を聞いて負の感情に支配された優の﹁この世界を破壊したい﹂という強力な願いに反応し、組み合わせた部分からバジリスとスキューラを生み出す。両目の間にある赤い結晶体は、時折瞬きするかのように上下に開閉する。モチーフは緑色を基調にした粘土細工で造られているものの、体色は青が主体である。
武器は、発射方向の物体をすべて破壊するクレメイトビーム[出典5]、背中の翼ボーンウイング[20][16]を展開させてフォトンエッジをも跳ね返すバリヤーボーンシールド[20][17]、尻尾を使った攻撃ボーンテール[17]、顎状の腹部で敵を押さえつけるシャークファング[出典6]、両腕から繰り出す怪力アームパワー。ボーンウイングを展開し、マッハ7の速度で飛行することも可能[20]。
別次元の世界を徹底的に滅亡させることが使命で、力の源である赤い球に込められた欲望のエネルギーが増すごとに段々強くなっていく。作中では我夢の乗るXIGアドベンチャーの高圧電流に耐えてクレメイトビームの2連発で破壊し、ガイアV2のウルトラバリヤーをも破るほどの実力を見せたが、格闘戦においてはガイアのパンチやキックで怯むなどやや押されていた。バジリスやスキューラとの連携でガイアを追い詰めるもティガやダイナの参戦によって形勢が逆転するとスプリーム・ヴァージョンにヴァージョンアップしたガイアに押されて空を飛んで特攻する不意打ちを仕掛けるが、バジリスとスキューラが倒されると同時に翼と腹部にダメージを受けて弱体化し、墜落する。クレメイトビームをウルトラバリヤーで防がれ、最期はフォトンストリームの一撃で爆散した。
●初稿段階での名称は、キンググロノス[23][24]。
●三角形がモチーフで、三角の要素を入れている[23][24]。
●スーツのシャークファングは着脱式となっている[25]。
●映画﹃新世紀ウルトラマン伝説﹄にも登場。映像は本作品からの流用。
●﹃大怪獣バトル ULTRA MONSTERS﹄では、尻尾攻撃は﹁モンステールアタック﹂、突進攻撃は﹁キングオブクラッシャー﹂と表記されている。
﹃大怪獣バトル ULTRA MONSTERS EX﹄に登場したキングオブモンス
第15話﹁歴史改変計画﹂に登場。
ババルウ星人が使役する怪獣として登場。ゼットンを退けた主人公の前にババルウ星人が送り込むが、バトルナイザーの怪獣によってババルウ星人もろとも倒された。
●最上位カードは全ステータスが4桁に達する初めての怪獣となっている。その反面、毒属性︵﹃NEO﹄以降は光属性も追加︶攻撃には非常に弱い。必殺技は劇中同様にクレメイトビームを使用し、それを地面に走らせて爆発させるものはファイナルクレメイトビームとして区別される。このほか、尻尾攻撃のモンステールアタックがあり、NEO第7弾からはエネルギーをまとった状態で空中から体当たりを経てファイナルクレメイトビームを放つキングオブクラッシャーが追加された。﹃NEO﹄以降、クレメイトビーム関係の必殺技には高熱属性が付加されている。
﹃小説 ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー﹄に登場したキングオブモンス
浩、亘、耕平がカイザーギラレス13世への対抗手段として赤い球に願って出現させた。カイザーギラレス13世のシールドと鎧に攻撃をすべて防がれ、光線の一撃で倒された。
バジリス BASILISS[17][14] | |
---|---|
別名 | 骨翼超獣 |
身長 | 69 m[出典 7] |
体重 | 4万5千 t[出典 7] |
出身地 | 小杉亘のブレインワールド[出典 8][注釈 7] |
骨翼超獣 バジリス
亘がイメージした虫に似た二足歩行型の超獣。赤い球の力でキングオブモンスの背中から分離した。
口から放つ破壊光弾バルバリボール[出典9]や鎌状の両手シザーアーム[17]を武器とし、そのシザーアームを交差させて敵を押さえつけるギロチン殺法アームクリッパー[13][17]、体当たり技のバジリス・ボディアタック[出典10]、嘴で敵を攻撃するビルスマッシュ[13][17]︵未使用︶、キック技のバジョック[17]︵未使用︶も得意としている。背中に葉脈のような翅が4つ生えており、それで自由に空を飛べる。その飛行速度はウルトラマンダイナ・ミラクルタイプと同等のマッハ10[出典11]。
戦闘の最中に上空へ飛び去り、そのまま宇宙空間でウルトラマンダイナと対決する。ダイナを苦戦させるが、最後はソルジェント光線を受けて大気圏内で炎上し、爆発した。
●×マークがモチーフで、羽に×マークの要素を入れている[23][24]。普通、穴の開いた羽では空は飛べないが、子供の空想の産物という理由で採用された[23][24]。
●スーツの翼は展開式となっており、飛行シーンの撮影にも用いられた[25]。
●映画﹃新世紀ウルトラマン伝説﹄にも登場。映像は本作品からの流用。
﹃大怪獣バトル ULTRA MONSTERS EX﹄に登場したバジリス
第14話﹁戦場の惑星﹂に登場。
ババルウ星人が使役する怪獣として登場。惑星ボリスを訪れた主人公たちにレイオニクスバトルを申し出したババルウ星人により、呼び出される。バトルナイザーの怪獣と戦うが、実力がおよばず倒された。
●必殺技は劇中で使用したバルバリボールのほか、両腕の鎌を使った切り裂き攻撃アームクリッパー、バジリススラッシュがある。﹃NEO﹄第1弾より同じくキングオブモンスの分身であるスキューラとのタッグ必殺技スタンニングドロップが、﹃NEO﹄第5弾では特大のバルバリボールを発射するバルバリボールマキシマムが追加された。﹃NEO﹄以降、バルバリボールには雷属性が付加されている。
スキューラ SCULLA[17][14] | |
---|---|
別名 | 巨大顎海獣 |
体高 | 29 m[20][17] |
全長 | 73 m[出典 12] |
体重 | 5万6千 t[出典 12] |
出身地 | 中原耕平のブレインワールド[出典 13][注釈 7] |
巨大顎海獣 スキューラ
耕平がイメージした魚に似た四足歩行型の怪獣。赤い球の力でキングオブモンスの腹部から分離した。
外見上口に見える部分は身体の半分くらいのところまで開くことができ、その巨大な顎で敵を挟み込むシークレットジョー[出典14]と、高速で敵に体当たりを繰り出すスキューラッシュ[出典14]という技を使う。巨体に似合わず地上をウルトラマンティガ・スカイタイプと同様のマッハ2[出典15]、水中をマッハ3の速度で航行可能[出典16]。また、体表は硬くしなやかで丈夫であり、並のビーム攻撃なら簡単に弾き返す強度をもつ。
ウルトラマンティガによって海へ放り投げられ、そのまま海底で戦闘になる。持ち前の巨大顎であるシークレットジョーでティガを挟み込んで苦しめるも脱出され、最後はゼペリオン光線で撃破された。
●初稿段階での名称は、シーバ[23][24]。
●丸がモチーフで、口が開いた姿が丸になっている[23][24]。
●スーツの顎は可動式となっており、操演によって動かされる[25]。造形物はスーツのほか、水中移動シーン用の1/3サイズのミニチュアが用いられた[25]。
●映画﹃新世紀ウルトラマン伝説﹄にも登場。映像は本作品からの流用。
●データカードダス﹃大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア﹄ではプラズマソウルを取りこんだプラズマ怪獣として3弾から登場。
サタンビゾー SATAN-BIZARRE[17][14] | |
---|---|
別名 | 巨大異形獣 |
身長 | 67 m[出典 17] |
体重 | 5万 t[出典 17] |
出身地 | 魔界ゾーランド[出典 18][注釈 6] |
巨大異形獣 サタンビゾー
劇中のテレビ特撮番組﹃ウルトラマンガイア﹄第13話﹁悪魔の接吻﹂に登場する、魔界ゾーランド出身という設定の敵怪獣だが、浩が赤い球に願って実体化させた。
得意技は爪から放つ10000度の破壊光弾サタンズキッス[出典19]、顔面から放つ破壊光線ビズビーム[出典19]のほか、接近戦では両腕の甲に付いた全長19メートルまで伸縮自在な鋭い爪巨大爪[20][17]を武器とする。ガイアV2のフォトンエッジで消滅する。
●夜間シーンで登場するため、当初から電飾を活かしたデザインとなった[23][24]。
●造型はボンクラフトによる[25]。スーツの爪は着脱式となっている[25]。
●後に﹃ウルトラマンガイア﹄テレビ本編の第42話﹁我夢VS我夢﹂にも再登場している。詳細はウルトラマンガイアの登場怪獣#巨大異形獣 サタンビゾーを参照。
キャスト
編集- 高山我夢 - 吉岡毅志
- 新星勉 - 濱田岳
- 七瀬リサ - 斉藤麻衣
- 平間優 - 入野自由
- 鹿島田浩 - 佐藤雄太
- 小杉亘 - 杉田祐紀
- 中原耕平 - 滝本啓人
- 先生 - 純名里沙(友情出演)
- 警官隊隊長 - ベンガル
- 校庭の警官 - アゴイサム
- 倉庫の警官 - 阿部能丸
- クラスメートA - 鈴木隼人
- クラスメートB - 下村洋平
- クラスメートC - 今井翔
- ファイターの子供A - 宮下英樹
- ファイターの子供B - 中野鎌博
- ファイターの子供C - 熊市真也
- 千葉辰巳 - 平泉成
- 佐々木敦子 - 橋本愛
- ジョジー・リーランド - マリア・テレサ・ガウ
- おもちゃ屋の親父 - 田代まさし(特別出演)
- 勉の母親 - かとうかずこ(友情出演)
- 石室章雄 - 渡辺裕之
- 機動隊員[注釈 8] - 権藤俊輔
声の出演
編集スーツアクター
編集スタッフ
編集- 製作総指揮 - 円谷一夫
- 製作 - 幸甫、渡辺繁、児玉守弘、友野庄平、天野彊二郎、内山晴一朗
- 企画 - 満田かずほ、曽根俊治、小松崎孝一、田上節朗、安田公一、小川徹、地田信次郎
- 監修 - 高野宏一
- チーフプロデューサー - 鈴木清
- プロデューサー - 吉田剛、川城和実、平野隆、丸谷嘉彦、水尾芳正、石川清司
- 音楽プロデューサー - 玉川静
- 音楽 - 佐橋俊彦[注釈 11]
- 脚本 - 長谷川圭一
- 撮影 - 大岡新一
- 美術 - 松原裕志
- 照明 - 高野和男
- 録音 - 松本修
- 操演 - 根岸泉
- 助監督 - 野間詳令
- 殺陣 - 車邦秀
- 編集 - 松木朗
- スクリプター - 山内薫
- 製作担当 - 大橋和男
- 背景 - 島倉二千六
- ハネジロー人形師 - 原田克彦
- キャラクターメンテナンス - 福井康之、加藤尚之
- 実景班撮影 - 石渡均
- 製作協力プロデューサー - 小山信行
- 企画協力 - 諸冨洋史、河野聡、佐藤明宏、森山良、笈田雅人
- CGコーディネーター - 渡部健司
- ビジュアルエフェクトコーディネーター - 阿部雄一
- サウンドコーディネーター - 浦田和治
- 音響 - 伊藤克巳
- 効果 - 今野康之
- キャラクターデザイン - 丸山浩
- アドベンチャーデザイン - 椙村恵大
- イメージボード - 橋爪謙始
- タイトル - 熊谷幸雄
- キャスティング - 安藤実
- アシスタントプロデューサー - 渋谷浩康
- 映画ウルトラマンガイア製作委員会(円谷プロダクション、松竹、バンダイビジュアル、TBS、毎日放送、講談社、読売広告社)
- 監督・特技監督 - 小中和哉
主題歌
編集映像ソフト化
編集音楽ソフト
編集- 『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦 オリジナル サウンドトラック』TYCY-10017
関連作品
編集テレビ番組
編集
集合!ウルトラ3大戦士 映画ガイアの秘密
本映画公開を記念して放送された特別番組。スーパーGUTSのユミムラ・リョウとナカジマ・ツトムが再会したハネジローと共に、自分たちのいる﹃ティガ﹄と﹃ダイナ﹄の世界から﹃ガイア﹄の世界へワープし、XIGのコマンドルームで出会った我夢とともに﹃ティガ﹄・﹃ダイナ﹄・﹃ガイア﹄本編のダイジェストと映画の見所を語るという内容である。
ウルトラマン列伝
2013年1月9日から同年1月30日まで、本作品が4回に渡って分割放送された。新規映像として、吉岡が我夢として当時を振り返るという形で本映画の解説を行っている。また、同番組内で放送されている﹃ウルトラゼロファイト﹄に登場するジャンナインの声を本作品で平間優を演じた入野自由が演じていることから、公式ブログでもそのことが取り上げられている[32]。
ウルトラマン クロニクルZヒーローズオデッセイ
2021年4月3日から、本作品が3回に渡って分割放送されている。
小説
編集- 『小説 ティガ・ダイナ&ウルトラマンガイア 超時空のアドベンチャー』
- 本映画の20年後を舞台とした続編小説。付属の帯には、我夢役の吉岡が推薦文を寄せている。
脚注
編集注釈
編集
(一)^ ﹃ダイナ﹄の最終回後のダイナ︵アスカ︶の行方は、後に﹃大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE﹄および﹃ウルトラマンサーガ﹄で描かれている。
(二)^ この案が出た時、小中は最初に﹃ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃﹄を思い浮かべたという[出典1]。
(三)^ ﹃ウルトラマン画報 下巻﹄では赤い玉と記述している[14]ほか、﹃円谷プロ全怪獣図鑑﹄では赤い球体と記述している[15]。
(四)^ その際には凸凹な形に形状が変わって肥大化している。
(五)^ その際には棘の生えた歪な形に形状が変わっているが、純粋たる正義の心に負の感情は通用しないため、ウルトラマンが大好きな正義の心を持つ勉の心を踏み躙ることはできない。
(六)^ ab﹃ウルトラマン大辞典﹄では新星勉の街と記述している[22]。
(七)^ ab﹃ウルトラマン大辞典﹄ではキングオブモンスの腹部と記述している[27]。
(八)^ エンディングでは役名未表記。
(九)^ 真知勇志と誤記。
(十)^ 本作品用として新規にアフレコ収録された[30]。
(11)^ 佐橋は矢野立美が担当した﹃ウルトラマンティガ﹄と﹃ウルトラマンダイナ﹄のBGMのアレンジも手掛けている。
出典
編集
(一)^ FCティガ/ダイナ/ガイア 2001, p. 79.
(二)^ ﹁1999年日本映画配給収入﹂﹃キネマ旬報﹄2000年2月下旬号、キネマ旬報社、2000年、154頁。
(三)^ abcdefghテレビマガジン特別編集 1999, p. 93, ﹁映画 ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹂
(四)^ abcdef平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 84–85, ﹁良質のSFドラマの提示 ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹂
(五)^ “濱田岳”. つるの剛士 公式ブログ. LINE (2020年4月18日). 2021年4月24日閲覧。
(六)^ abc切通理作 2000, pp. 216–227, ﹁第2章 ダイナ編 小中和哉﹂
(七)^ abc増補改訂版 2019, pp. 38–55, ﹁ウルトラマンダイナ スタッフ&キャスト証言 小中和哉﹂
(八)^ “小中兄弟を直撃!﹁平成ウルトラマン﹂誕生秘話から最新作﹃VAMP﹄まで、共作の歴史を振り返る - 2ページ目”. Movie Walker (ムービーウォーカー). (2019年8月27日) 2021年2月22日閲覧。
(九)^ 宇宙船YB 2000, p. 45, 池田憲章﹁1999回顧2000展望︻国内︼﹂.
(十)^ 白石雅彦、荻野友大﹃帰ってきたウルトラマン大全﹄双葉社、2003年1月15日、306頁。ISBN 978-4-575-29494-1。
(11)^ ﹃ウルトラマン ティガ・ダイナ・ガイア パーフェクトガイド﹄、2019年4月30日発行、ぴあ株式会社、P34。
(12)^ 大辞典 2001, p. 240.
(13)^ abcdefghijklmパンフレット 1999
(14)^ abcdefghijklmn画報 下巻 2003, p. 151, ﹁ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹂
(15)^ abcdefghi円谷プロ全怪獣図鑑 2013, p. 272
(16)^ abcdefgUPM vol.14 2021, p. 25, ﹁根源的破滅招来体、宇宙戦闘獣、怪獣、怪人﹂
(17)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzFCティガ/ダイナ/ガイア 2001, p. 80, ﹁劇場用映画︵含むウルトラマンナイス︶怪獣リスト﹂
(18)^ abcdefghijkテレビマガジン特別編集 1999, p. 53
(19)^ abcdef宇宙船YB 2000, p. 13
(20)^ abcdefghijklmnopqrstuv平成ウルトラ映画全集 2001, pp. 52–53, ﹁MONSTER﹂
(21)^ ab大辞典 2001, p. 109
(22)^ 大辞典 2001, pp. 109、147.
(23)^ abcdefghデザイン画集 2018, pp. 243, ﹁丸山浩デザイン解説 ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹂
(24)^ abcdefghデザイン画集TDG編 2022, pp. 224–227, ﹁﹃ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹄﹂
(25)^ abcdef平成ウルトラ映画全集 2001, p. 93, ﹁特別企画 造形物としてのキャラクター図鑑﹂
(26)^ 大辞典 2001, p. 252
(27)^ 大辞典 2001, pp. 178、252.
(28)^ 大辞典 2001, p. 178
(29)^ 大辞典 2001, p. 147
(30)^ テレビマガジン特別編集 2009, p. 119.
(31)^ 宇宙船YB 2000, pp. 61、65.
(32)^ “﹁我夢に会いたい!﹂濱田岳さん、入野自由さんが…!”. ﹃ウルトラマン列伝﹄公式ブログ (2013年1月8日). 2013年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月22日閲覧。
出典(リンク)
編集- ^ [3][6][4][7]
- ^ [3][6][4][7][9]
- ^ a b [18][19][20][17][21][14][15][16]
- ^ [20][17][14][15]
- ^ [13][18][20][17][21][14][15][16]
- ^ [13][18][20][17]
- ^ a b [18][19][20][17][26][14][15][16]
- ^ [20][17][14][15]
- ^ [13][18][20][17]
- ^ [13][20][17]
- ^ [13][18][19][20]
- ^ a b [18][19][20][17][28][14][15][16]
- ^ [20][17][14][15]
- ^ a b [13][20][17]
- ^ [13][18][20]
- ^ [13][18][19][20]
- ^ a b [18][19][20][17][29][14][15][16]
- ^ [20][17][14]
- ^ a b [13][18][20][17]
参考文献
編集
●劇場パンフレット
●﹃ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦﹄パンフレット 1999年3月6日発行 発行‥株式会社 講談社
●テレビマガジン特別編集︵講談社︶
●﹃テレビマガジン特別編集 ウルトラマンガイア﹄講談社、1999年12月22日。ISBN 4-06-178424-2。
●﹃テレビマガジン特別編集 平成ウルトラ映画全集﹄講談社、2001年1月16日。ISBN 4-06-178425-0。
●﹃テレビマガジン特別編集 大決戦!超ウルトラ8兄弟﹄構成・執筆・編集 小野浩一郎・岩畠寿明︵エープロダクション︶、講談社、2009年3月27日。ISBN 978-4-06-178434-5。
●﹃宇宙船YEAR BOOK 2000﹄朝日ソノラマ︿宇宙船別冊﹀、2000年4月20日。雑誌コード‥01844-04。
●切通理作﹃地球はウルトラマンの星﹄ソニー・マガジンズ、2000年3月30日。ISBN 4-7897-1539-6。
●切通理作﹃増補改訂版 地球はウルトラマンの星 ダイナ&ガイア編﹄徳間書店、2019年3月20日。ISBN 978-4-19-864755-1。
●﹃空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマンティガ / ウルトラマンダイナ / ウルトラマンガイア﹄朝日ソノラマ︿ファンタスティックコレクション﹀、2001年7月20日。ISBN 4-257-03624-9。
●﹃ウルトラマン大辞典﹄監修 円谷プロダクション、中経出版、2001年12月21日。ISBN 4-8061-1556-8。
●﹃ウルトラマン画報﹄ 下巻、竹書房、2003年5月9日。ISBN 4-8124-0999-3。
●大石真司、江口水基・島崎淳・間宮尚彦﹃円谷プロ全怪獣図鑑﹄円谷プロダクション監修、小学館、2013年3月11日。ISBN 978-4-09-682074-2。
●﹃丸山浩ウルトラデザイン画集﹄洋泉社、2018年11月22日。ISBN 978-4-8003-1596-0。
●講談社 編﹃ウルトラ特撮 PERFECT MOOK﹄ vol.14︽ウルトラマンガイア︾、講談社︿講談社シリーズMOOK﹀、2021年1月25日。ISBN 978-4-06-520936-3。
●丸山浩﹃丸山浩ウルトラデザイン画集 光の記憶 ウルトラマンティガ・ダイナ・ガイア編﹄ホビージャパン、2022年7月27日。ISBN 978-4-7986-2876-9。